高校受験対策会は「基本の徹底」プラス「ちょろっと応用問題」が理想です。

試験対策の様子

試験対策の様子先週日曜に中3対象の模試対策会を行いました。

 

何度もお伝えしているように、

 

  1. 理科と社会を早めにパーフェクトに持っていく
  2. 10月頃から国数英をガチガチに詰めていく

 

というのが理想の受験対策なので、今回も理科を。

 

前回のブログに、

 

基本さえできれば難関校も余裕です

 

という旨のことを書きましたが、

 

「じゃあ高倉塾はどんな入試対策をやっているのか」

 

ということを、模試対策の内容の報告を兼ねてお伝えしたいと思います。

 

前回ブログ↓

【写真で分かる】カンタンな問題集をひたすら繰り返して「5」を取れた生徒。高倉塾はこんな指導方針です。

 

基礎基本に加え、スパイスに難関校過去問

普段の授業もそうですが、たとえ受験対策でも難しいことはやりません。

 

ただひたすら愚直に基本をおさらいしていくのみです。

フレスタゴール理科社会

基本しか載ってない受験教材。

使用しているテキストも、受験であっても変わらず基本だけのっているもの。

 

いわゆる難問奇門は、ページのどこをめくっても一問も出てきません。目を疑うほど基本だらけです。

フォレスタゴール理科

全ての問題は過去問

もちろん、基本問題だけですが、全て単元ごとに全国の受験問題がたくさん載っている、私の知る中で1番使い勝手がよくて効果の高い受験テキスト。

 

例題から実践問題まで、全てが公立高校の過去問で作られてます。

 

高倉塾の受験対策の大まかな流れ

受験対策の流れ

受験対策の大まかな流れはいたってカンタンで、

 

  1. 単元ごとの概要の授業を聞く
  2. その基本問題を解きまくる
  3. その単元の難問を解いてみる

 

という3段階構成を意識して進めています。

 

これさえバッチリできれば、どんな難関高校であれ必ず合格レベルの知識がつくのです。難しいテキストは必要ありません。

 

単元ごとの概要の授業を聞く

フォレスタゴール理科

生物・遺伝の単元

まずはカンタンな説明。大まかな基本を雑談交えて説明です。

 

重要用語は赤シートで隠して覚えられるようになっているので、復習もやりやすいテキスト。

 

このあたりの説明は、当然難しい内容は載っていません。清々しいほどの基礎。

 

その基本問題を解きまくる

フォレスタゴール基本問題

化学・水溶液の単元

基本の考え方を聞いた後、「はい、じゃあ右のページ解いてね〜〜〜」ということで、問題演習へ。

 

もちろん全て過去問なので、すぐに受験の過去問の勉強をすることができてウレシイ流れ。

 

この辺での正答率が、志望校合格に必要とされる正答率に近づけば、順調にいけば合格できるということです。

 

高校受験から司法試験まで、世の中の試験って本当に過去問やってれば合格するようにできているため、

 

  1. ちゃんと基本を理解する
  2. それを使って過去問を解いてみる
  3. 間違ったところの問題を解説してもらう

 

のセットができれば、結構な点数を取れるようになってます。

 

1番難しく、1番大事なポイントは、

 

どれだけ繰り返しやったり、集中して取り組むことができるか

 

というところ。

 

「難問を解くこと」よりも、「基本事項を死ぬまで叩き込むこと」の方が実は難しいんですよね。

 

その単元の難問を解いてみる

基本の入試過去問を一通り解いて、解説を聞いのなら、お次は発展問題にチャレンジ!!難しめのプリントを配ります。

 

ここでやっと難しめの問題にチャレンジするのであって、難関校の過去問はおまけです。

 

例えば今回にやったのは、西京高校エンタープライジング科の理科の過去問。

西京高校エンタープライジング科の理科の過去問

難関校の問題も、基本で十分。

以下の【前提】で述べられている内容が事実であると仮定して、その【前提】を根拠として考えると、それぞれの『結論』は確かであると判断できるか。

判断できる場合は◯、判断できない場合は☓で答えなさい。

 

【前提】ヒトの体細胞は、細胞分裂によって1個の体細胞が2個になることによって数を増やしていく。

その結果、1個の受精卵から始まった発生によってヒトの成人の体細胞の数はおよそ60兆個にもなる。

『結論』全ての体細胞が生存し続け、正常な細胞分裂を繰り返すとして、ヒトの受精卵は成人になるまで、少なくとも連続して100回以上の細胞分裂を繰り返していることになる。

京都市立西京高等学校 エンタープライジング科 2018年度受験用赤本 2010 (公立高校入試対策シリーズ)

 

文章を読んでたら何やら難しそうなんですが、ふつうの基本的な知識で解けますよ。

 

直前の授業では、

 

「みんなは最初、目には見えないほど小さい一つの受精卵でした。

 

それが分裂を繰り返して、今のみんなの体になってます。

 

みんなの細胞は、大人なら体全部でなんと60兆個。

 

最初はたった一つの細胞だったのに、分裂を繰り返して、今はなんと60兆個もの細胞になってるのです。」

 

という話は説明済みだし、教科書に必ず書いてあるくらいの基本事項。難しくない、カンタンな話。

 

下はどの教科書にも載っている図を、授業中に念のため書いたイメージ図。

中学理科の細胞分裂

 

人間は、受精卵からスタートし、

 

  • 初めての細胞分裂……2つの細胞に。
  • 2回目の細胞分裂……4つの細胞に。
  • 3回目の細胞分裂……8つの細胞に。
  • 4回目の細胞分裂……16の細胞に。

 

……という具合に増えていき、最終的に60兆個くらいになるということ。

 

これって別に何も難しくない、ただ単なる知識ですよね。

 

この知識を前提にして、西京高校のエンプラ過去問を解きましょう。

西京高校エンタープライジング科の理科の過去問

 

西京高校の過去問を要約すると、

 

「ヒトは一つの細胞から分裂していって、60兆個の細胞になるんですよ。

ってことは、みんなは受精卵だった頃から、少なくとも100回くらいは細胞分裂してるってことだよね?」

 

ということ。◯か☓かを答える。

 

「あ〜〜、60兆にもなるんだから、100回くらいは細胞分裂してるに決まってるやん」

 

ということで、◯と答える人が多いのではないでしょうか。

 

でも実は、正解はバツ。

 

  • 1回目の細胞分裂……2つの細胞に(2の1乗)
  • 2回目の細胞分裂……4つの細胞に(2の2乗)
  • 3回目の細胞分裂……8つの細胞に(2の3乗)
  • 4回目の細胞分裂……16の細胞に(2の4乗)

 

ということは、100回分裂すると、2の100乗の数になるはず。

 

2の100乗ってどれくらいの数かと言うと、パソコンで計算すると、

 

126穣7650杼6002垓2822京9401兆4967億320万5376

 

という数字になりました。。

 

なので100回も細胞分裂してるわけない。バツが答え。

 

まぁつまりこの西京高校の過去問、

 

2の100乗ってすさまじい数字になるってこと知ってる?

 

という問題なんですね。

 

まさに、難関高校の問題も、こんな角度から出ることが多いのです。知識としては、教科書以上のものなんか出ないということ。

 

じゃあこういう知識をどうやって取り入れていくのかというと、それは今回のように、過去問を徹底するのみ。

 

似たような問題は違う高校の過去問にもあるので、そんな過去問に触れていれば、難関高校の問題も解けるようになります。

 

つまりは原則的には、

 

  • 基本テキスト
  • 過去問

 

の2つがあれば解けない問題なんかない……ということになります。

 

こんな感じで、「基本にちょろっと応用問題」という構成で、高倉塾は受験対策を進めていくつもりです。

 

例えば堀川であろうと嵯峨野であろうと、普通科が第一志望なら基本だけでOKです。難しい問題集を解くのは今スグやめましょう。

 

こういうカタチで、今年も全員の志望校合格を狙っていきたいと考えています。

 

注:実際は人間の細胞は1秒に5000万個のペースで死んでいるし、ある細胞は内臓などに特化した細胞になったりするので、100回分裂しても膨大な数字にはなりません……。

 

こういう知的好奇心をくすぐるような授業ができるのって集団授業の強みなので、個別指導塾とはいえ、こういう形式の授業も大切だと痛感しています。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)