個別指導塾の講師に求められるものは?個別指導塾は、「分かりやすい解説」でなく「やる気を引き出す」塾が理想だな…と思う話。

個別指導塾をやっている私にとって1番の願いや1番の悩みは当然、「生徒の成績を上げることができるかどうか…」です。もちろん人生は成績だけではないのですが、成績が上がらないなら塾として致命的。

 

日本中の個別指導塾のアルバイト講師も、日々同じことで頭を悩ませます。京都は大学生がたくさんいるので、そんな大学生はたくさんいるはず。

 

だから高倉塾でも試行錯誤してきましたし、「どうして成績が上がらないんだ!」と言って先生たちと悩み続けたこともあります。今も「何で成績を上げられなかったんだろう…」と落ち込んでしまうこともあります。

 

そんな中、長年(?)の試行錯誤の結果分かった一つの結論は…、「勉強を教えても成績は上がらない」ということ。

 

「え?個別指導塾で勉強を教えてもらえば、成績って上がるんでしょ?」と思っている方は、今回のブログを参考に、教育について考えるきっかけにしてくださいね。

 

でも1番考えて欲しいのは、個別指導塾の講師としてアルバイトしている大学生です。「私たちの活躍次第で、生徒は伸びる!」という考えを持ってほしいと思っています。

成績が上がる例、上がらない例

「個別指導塾に通えば、必ず満足するくらい成績が上がるの?」…と言われれば、不本意ながらも「いえ、そんなことはありません」と答えるしかない状況があります。

 

成績が上がらなければ、保護者の方からすれば、「ウチの子供が頑張っていないから?」「塾の教え方が悪い?」など、いろいろな心配をされてしまいます。

 

塾の講師からすると、「自分の教え方が分かりにくいのかな…」「教材が難しすぎるのかな…」など、自分の指導が心配になりますよね。

 

でもおそらく、もっと簡単なところに原因があるはずです。

 

「自分の能力は伸ばせる!」という気持ち。

 

「お、この生徒は成績が伸びるだろうな」と感じる生徒は、どの生徒も「自分はやればできる」とか「やればやるほど賢くなって嬉しい」のようなポジティブな考え方・気持ちを持っています。

 

だから勉強することや、塾に行くことが特に苦になりません。どこかプリントを解いたりすることを楽しんでいます。そしてその期待と共にテストを受験します。勉強をすればするほど、比例して伸びていきます。

 

 

反対に、なかなか伸びない、もしくは伸びるまでに時間がかかってしまう生徒の特徴は、「自分はできない」「やってもわからないと思う」「この単元は苦手」という風に、勉強に対して何かしらネガティブな感情を抱いています。

 

 

当然、勉強すること・塾に行くことは苦行となってしまい、憂鬱な感情でテストを迎えています。

 

こういった感情の段階では、いくら勉強を教えてもらっても「どうせ覚えられない」「テストまでには忘れるだろうな…」という気持ちが先行してしまい、結果的にその通りに忘れてしまいます。また、少し考えれば解けそうな問題でも、考えることをやめてしまいます…。

この状態では、いくら勉強を教えても、本当に伸びないんですよね…。

 

  • もともと「自分はできる」と思っている生徒…勉強を教えれば伸びる
  • 「自分はできない」と思っている生徒…勉強を教えても絶対に伸びない

 

「できない」とか、「周りは頭がよくて、自分は頭が悪い」と思っている生徒は実際に絶対に伸びません…。心って本当に不思議ですよね。。

 

先生はどうすればいい?

 

心・気持ちの面で、まだまだ勉強や自分の能力に対してネガティブな考えを持っている生徒には、まずその心を変えてあげることが大切です。勉強はひとまず置いといて、考え方が変わるような話をしてあげたり、声掛けをしてあげなければなりません。

 

自分の能力にネガティブな考えを抱いている生徒に、いくら熱心に勉強を教えても絶対に無駄に終わります。まずは「やってみよう、自分の力を伸ばしてみよう!」という気持ちに持っていくことに集中してください。

 

 

 

 

  • 気持ちの土台ができている生徒への指導…ひたすら勉強を教えてあげてOK!
  • 土台ができていない生徒への指導…まずは語りかけて心を変えてあげることに集中すること!

 

最初に何をしてあげるべき?

 

心の土台を作ってあげるために、塾講師が何をしてあげればいいかと言うと…、まずは信頼されることですよね。

 

生徒の話を頷きつつよく聞いてあげて、できたところは認めて、宿題なども生徒の様子・疲れを見極め、相談して決定する…。他にも、次回テストまでの作戦を笑顔でワクワクしながら一緒に立ててあげる…など。

 

 

「◯◯先生の言うことを守れば、必ず自分は成長する」と考えてもらうこと。そこに集中していくと、自然と結果がついてくるはず。

 

やっぱり講師って大切。

簡単に書いていますが、この「気持ちの土台を作る」って本当に大変なことですよね…。勉強を教えるだけならば、ある程度の大学まで進んでいる塾講師なら余裕ですが、生徒の心に影響を与えることは誰にでもできることではありません。

 

  • 勉強を上手に教えられる大学生講師…たくさんいる
  • 生徒の心に影響を与えられる大学生講師…めったにいない

 

前回は以下のブログで「お金儲けのためのフランチャイズ個別指導塾は入らないほうがいい」といった趣旨のことを書きましたが…、

(参考:大手の個別指導塾(フランチャイズ)は信頼できない?おすすめの大手個別指導塾は、必ずオーナーの熱意を確認しましょう!

 

たとえそんな個別指導塾だったとしても、たまたま来た大学生の先生が非常に熱心で、生徒の心を変えてくれる声掛けをしてくれるのなら…、塾選びは一転、大成功になります。それくらい、先生の熱意は大切。

 

高倉塾でも、どの先生でも「生徒の心を変えられる」ように、塾全体で教え方・考え方を共有しなければならないな…と日々痛感しています。

 

まだまだ、「効率の良い勉強の教え方」とか「とにかく勉強をさせる」ということに固執している個別指導塾業界。

もっと生徒の気持ち・心に着目した考え方が広まればいいな…と思っています。

 

個別指導塾はたくさんありすぎて、本当に悩んでしまいますよね。選ぶ際は必ず塾長や教室長の考え方を吟味して、最も熱意を感じる場所を選んで欲しいと思います。

 

また、塾講師のアルバイトをしている大学生にも深く考えて欲しいところ。個別指導塾がもう少し進歩するために、先生の質も変わっていかないといけませんね…。

 

ということで、「個別指導塾の講師に求められるものは?個別指導塾は、「分かりやすい解説」でなく「やる気を引き出す」塾が理想だな…と思う話。」でした。

 

同じような話ですが、以下のブログも参考にしてみてください。

勉強しても成績が伸びないのはなぜか?「頭はよくなるもの」という考えを持たないまま勉強しても成績は上がりません。

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