明けましておめでとうございます。教室は31日と1日のみのお休みで、すぐに受験や学力向上のためのバタバタした日常が始まってしまい、すぐに時間的な余裕がなくなってしまいます。
ただ、日々の業務に追われるのみでは塾の改善は不可能です。2023年も皆様のサポートのお陰で2022年よりも素晴らしい年にすることができました。2024年はさらに素晴らしい成果を出せるよう、2023年を超えるための前向きな変化を起こしたいと思っています。
2024年にぜひ実行し、改革したいと考えている事項を3つだけ書いていきたいと思います。
冬期講習として受験生指導にあたる際、ハイレベルな高校入試にチャレンジする塾生には「これは解いておけ」と思われる難関高校過去問を集めたり、あるいは問題を自作してプリントを作成、演習を行っています。
堀川や嵯峨野など京都府の難関校にはどういった問題が出て、どういった発想が求められるのか、それを限られた時間で習得してもらうことを念頭に置いた編集を行なっています。

こういった問題で頭を使ってもらった後に個別解説を行なうことにしています。こちらが「合格のためには気づいて欲しい、これをきっかけに知ってほしい」と感じる発想に対してピンポイントの問題を作成して提示できる点は、オリジナルで作るととても便利に感じるところでした。普段は教材企業からのテキストをチェックしてそれを利用していますが、正直なところ仮に自分でゼロから作ることができれば、その利便性と効果は既存テキストよりも圧倒的によいものが作れます。
計画と作成、チェックを含めると莫大な時間がかかってしまいますが、年単位で考えて作成し「京都府の高校受験にとって日本で最も役立つ教材」を少しずつ作って提供していく熱意に燃えています。新学年が始まる頃には、各学年の各単元においての必須問題を作っておきたいと思います。

基本的に高校入試に特化した体制を整えており、中学校卒業と同時に塾も卒業することがほとんどでした。ただ、「高校に入ってもすぐ塾を探さなければならない」「受験期と同じような、勉強を引っ張ってくれる環境が欲しい」といった声が多く上がってきたため、高校生(大学入試)の受け入れ体制をさらに整えていけるようにしたいと思います。
中学生と高校生は似て非なるものなので、授業や学習環境の提供スタイルは変更し、映像授業と学習管理を中心にした細かな進捗マネジメントを行えるようにする予定です。どの年代になっても、結局1番大切なことは上を目指すことができる環境であるので、そこに注力しつつ、より自立した高校生ならでは忙しさやレベルの高さに合わせて学びを続けてもらえるような環境にします。
最初は中学生からの引き続きで希望がある場合のみ受け入れ、ごく少人数に充実したサービスを提供しつつ、高3時に必ず志望大学へ導くことが絶対目標です。

高倉塾はどこよりも塾生の学力を向上させ、学習習慣を身につけさせることを目的に運営されています。そのための提供方法は、あくまでも個別指導塾という形をとっています。集団指導スタイルでは、あまりにも生徒一人一人の対応ができず、授業のやりっぱなしに終始してしまうからです。
個別指導塾が最も素晴らしいスタイルであることは間違いありませんが、一人一人に対して大きな手間をかける分、月の給与として何十万円も支払うプロ講師で指導を行うことは運営上は不可能です。そこで、その分は大学生の講師に頼ることが一般的であり、現在これ以外の道は残されていません。
ただ、こちらは弱点にもなりうるポイントであり、「大学生講師」に対してクオリティ面で不安を持たれてしまうことはやむを得ません。現状は自信を持って提供できる講師陣ですが、より素晴らしい塾とするため、このポイントは引き続き強化していきたいと考えています。もっと彼らが「熱心に指導すること」に集中できるような環境を作ることにしました。
- 保護者送付の授業報告フォーマットをシンプルにして、内容の濃さを失わない範囲で手間を減らす
- 学年ごとに教える範囲とその教え方をさらに明確化し、全講師の最低限の質をワンランク高める
こういった具体策を実行できれば、もっと講師と素晴らしい関係性を築きやすくなるはずです。より深い関係を持って、安心して目標に向かって突き進んで行ける体制を作ります。
他にも頭の中にはありますが、上記をメインに据えて学習塾として更なるレベルアップを狙っています。
2023年はたくさんの中学生及びその保護者の方々と出会えましたし、その期待を超える責務を感じた1年でした。他の塾から乗り換えたり、最初に高倉塾を選んでくださった事実に報いるためにも、京都府で最も素晴らしい教育を提供する学習塾として運営を続けていきたいと強く思っております。
通塾いただいている方だけでなく、ブログを始めウェブサイトを訪問してくださる皆様も含め、引き続き2024年もよろしくお願いいたします。