2025年、紫野高校アカデミア科受験生の模擬面接『防災』

立地的に紫野高校アカデミア科の受験生の割合が多いので、アカデミア科の模擬面接を行っています。


面接点は40点であり、おそらく受験生間の散らばりが普通の面接よりも大きいことが推測されます。したがって面接対策をしっかり行えば、「評定のハンディ」「当日試験のやらかし」をしっかりカバーすることができます。


髙倉塾で2025年に行った面接対策テーマの資料だけ置いておきます。アドバイス、模範回答などは塾内に留めておきますが、参考にしてください。


過去の面接タイトルおよび、アカデミア科のアドミッション・ポリシーを参考にして作成しました。

【紫野アカデミア科】実際の面接テーマと課題、質問まとめ

模擬面接タイトル

模擬面接タイトルは「災害から命と暮らしを守るために~身近にある防災を考える~」です。

group of paramedics walking through a demolished city
テーマ設定など、作成の意図

中学生でもイメージしやすい
日本は地震や台風、豪雨など自然災害が多く、幼稚園や小学校から避難訓練の経験や話を聞く機会もあり、身近に想像しやすいテーマだからです。アカデミア科受験生の全てに、十分な表現の幅を与えられるでしょう。

知識でなく、表現・発想・資料読解力を見る
防災マニュアルや専門用語を知っているかどうかは全く問うことなく、資料から読み取れる情報を元に、「もし自分の地域で災害が起きたらどう考えるか」を自分の言葉で説明できるかを重視できます。論理性を含めた表現力、そして資料を解釈する力も個別にしっかりと評価できます。


「答えのない問い」「答えのある問い」の2種類を作る
アカデミア科の面接では、「あなたはどれを選びましたか、どう思いますか」などの答えのない、完全に自由な問いと、もう一つは「資料を関連付けて、このテーマの課題をどう捉えますか」といった、ある程度の模範解答が想定される問いの2つがあります。前者は自由豁達な表現力を問うものであり、後者は資料解釈とそれを論理的につなげる素養を見ます。

SDGsとの関連性
「住み続けられるまちづくりを(SDGs目標11)」など、防災は持続可能な社会づくりの一端でもあることを自然に意識させることができます。塾内のアカデミア科受験生にも、この国際的トピックに日本独自の視点から考えるような、そんなきっかけにしてほしい。


資料の出典
各テーマに関する統計情報に関して、アカデミア科受験当日と大きな乖離のないよう、出典は政府やそれに準ずる公共団体からの統計に絞ってピックアップしました。

配布資料

課題

まとめ

当日よりも資料の読み取りが難しくなるように作りました。実際に面接練習を行うと、自分の考えをまとめて話すこと自体の経験がなかなかない分、あまり自分の考えを正確に出せていない、または資料の意味を汲み取れていなかったことに後で気づく、などの良い失敗経験を積んでくれました。


自分の経験を踏まえて自分の言葉で話すこと、資料を分断的でなく、横断的に考えてみる…など、こういった面接において大切なことを伝えて、再練習して終了しました。

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