先日に、塾をよりよくするための高倉塾会議を行いました。
・塾をより良くするための高倉塾会議を行いました!「やるべきこと」を確認し、次回はもっと成績を伸ばせるように頑張ります!
上記のブログに書いたように、前回はみんなで集まって「絶対にやるべきことの確認」をしたのですが、そこで出た意見や決めたことを踏まえ、一度「マニュアル」という形で作ってみました。先生全員に、やるべきことをいつでも復習してもらうためです。
今回はそのマニュアルについてのカンタンな報告ブログにしたいと思います。
「高倉塾は、どんなことを意識して指導しているのかな?」
という疑問をお持ちの方は、大いに参考にしてください。
目次
高倉塾 指導バイブル
「慣れるまではいつでも読みたい」と考えたので、名前は「マニュアル」ではなく「バイブル」にしました。高倉塾でいう聖書だからです。
そんな高倉塾のバイブルは以下です。特に高倉塾にお通いの保護者の方は、時間のあるときにザッと読んでいただければ……と思っています。
ひとまずパパっと作ったものなので、これからドンドン加筆&修正していく予定です。
成績アップの指導に必要なものは、熱意と技術。
なんで詳細なマニュアルが必要なのかというと、それは「熱意だけでは成績が上がらない」から。
普通、個別指導塾の先生をやる前は、
「どんな生徒も、熱意を持って真剣に教えれば、きっと成績が上がる!」
というキラキラした希望で臨むのですが、実際のところ、ハッキリ言ってかなり難しい。
「打てば響く」というように、ドンドン知識を吸収して積極的に勉強に取り組む……という生徒の場合、めちゃくちゃカンタンに成績が上がります。
しかし性格や学力はその時点の生徒によってマチマチで、思ったように指導できない生徒もたくさんいます。そういう生徒に対しては、例え松岡修造みたいに熱血指導しても効果は半減。あれは、教わる側がやる気満々のテニスプレーヤーだからこそ、効果バツグンなわけです。
いや、生徒の成績を上げるって本当に難しいことだと思ってます。「やる気がない生徒」を伸ばすのが大変なのは当然ですが、「やる気満々!」という生徒でも、めちゃくちゃ工夫しないと成績を上げられない。
いろんな生徒がいて、
- やる気はあるけど今までの範囲が怪しい生徒
- 3回以上繰り返してやっと覚えられる生徒
- どうしても遅刻グセのある生徒
- 1週間後には忘れちゃう生徒
……などなど、それぞれの生徒に個性があります。その中でも、全員の生徒に効果がある指導法を作っていく必要があるので、「うまくいった時」「失敗した時」なんかをいろいろ考えて、全員の指導に反映させなければなりません。
コツコツ改善していくことで、限りなく「全員の成績を上げる」という境地に達することができるはず。精進あるのみ……です。
なので「成績は、熱意を持って教えていれば必ず上がる!」というのは半分正解で、半分間違いであるのです。
「熱意を持っていれば必ず生徒の成績は上がる!」ということなら個別指導塾の運営もラクちんで嬉しかったんですが、やっぱりいろいろ試行錯誤が必要のようです。
だからこそ、「成績アップ」テクニックを叩き込む!
「じゃあ成績アップに必要な指導方法は何なんだ?」と聞かれると、具体的なものは以下の2つ。
- 教える熱意
- 成績を上げる技術
たぶんどっちも揃ってないと、伸び悩んでいる生徒の成績を上げるのってほぼ不可能かと思います。
教える熱意
本当に本当に試行錯誤して、「くそ、あれだけ頑張ってくれたのにテストで伸び悩んだな……」とかいう悔しい体験をしつつ、「よかった部分」「足りなかった部分」を自分で考えて繰り返さないとダメ。
当然ラクなことではないので、「ちょっと面倒かな」みたいな気持ちでは務まりません。いつでもあ〜だこ〜だ考える熱意が必要なのは言うまでもないところ。
あと、勉強に対する気持ちを変えるのに、熱心なお兄さん&お姉さん先生とかって大切ですよね。多感な時期に出会った「しっかりしてる人」の影響ってかなり大きいと思うので、そんな時期に「あんまりやる気なさそうな人」が担当先生になってしまうのは、めちゃくちゃ大きな不幸だと思ってます。
成績を上げる技術
今日の本題はこちらで、ノウハウとかテクニックの部分。
「どんな教材を使って、どんな小テストのシステムで、どんな姿勢で指導して……」というのは各個別指導塾でさまざまだと思うのですが、それをちゃんと蓄積して明文化し、共有を図りつつ改善していく……という作業はめちゃくちゃ大切だと思います。
今までは口頭チェックと進捗管理表のフォーマットに頼っていたのですが、先生たちと話し合ううち、「これ、冊子にして毎月改善していけばスゴイいい!」と感じたため、急遽マニュアルを作ることに。
だいたいチェックしたことがカンペキにできていれば高確率で成績は上がっていくので、強く意識できる体制を今後も作っていきたいな、と感じるところです。
定期的に見直し、気を引き締めていくことが重要
はい、じゃあマニュアルを作りましためでたしめでたし……ということでは効果は全くなし。先生たちにも確認しましたが、結構な量のチェックリストがあったりすると、長く働いている先生でも忘れることもあり。
というのも、1対2の指導中は、
- プリントを刷る
- 確認事項のチェック
- 図に書いて詳しく解説
- 生徒と今後について話す
などなど、かなり忙しく動き回るので、90分という限られた時間の中でカンペキに抜けもれなく指導するのは難しいわけです。体の芯までチェックリストを浸透させなければなりません。
なので今後も月に1度はみんなでチェックを確認し、改善すべきところは改善する……という体制が大切。
先生たちは、「生徒のために頑張りたい!」という気持ちに溢れているので、一緒に「よりよい指導は何か?」を探っていくつもりです。
というわけで、「もっと生徒の成績を上げるため、マニュアルを作りました!」という話でした。
個別指導に必要な「成績を上げる技術」の部分、より磨き上げていきたいと思ってます。