高校受験は大学受験と違って、各都道府県で独特の入試システムがあります。また、昔と今ではイメージや実績が変わっている高校もたくさんあります。
そんな理由もあり、京都市で塾を運営していると、下記のような切実な質問をいただくことがあります。
- 志望校をどう決めたらいいのか分からない
- 現状の成績で、⚪︎⚪︎高校は目指せるのか、無謀なのか知りたい
- 第一志望は決まっても、私立や第二志望を始めとした全体的なプランが分からない
確かにこのリサーチには時間がかかりますし、ベストな受験プランの決定のためには、どうしても進路指導の経験が必要です。しかしその苦労がある分、志望校や受験プランを早く決定できた生徒ほど、目標へのスタートが早いため、明らかに合格率が高くなります。
高校受験は、まずプランを出すところから戦いが始まっているということです。
ここでは、京都の高校受験について相談できるプロがいない人のために、具体的な高校名を挙げつつ、成績別に「基本受験プラン」を提案したいと思います。実際に高倉塾でもお勧めすることが多いプランを書いているので、よく読んで参考にしていただきたいと思います。
まず現状の成績を直視した上で、3つのレベルに志望校をランク分けする必要があります。
- チャレンジ校… 今の自分では到達できない、ハードルが高い志望校
- 相応校… このまま行けば合格できる可能性が高い、手頃な志望校
- 安全校… まず落ちる心配のない、滑り止めとして機能する志望校
京都府の高校受験の場合、公立私立を問わずこの3ゾーンを意識できれば、もうあなたの高校受験プランの80%は完成です。この分け方の目安は、具体的高校名を挙げながら後に解説します。
このブログを読んだ時期にもよりますが、まずは「あなたでは、この高校は難しいでしょう」と言われるようなチャレンジ校を第一志望にしてください。偏差値だけで選ぶのは良くない選び方ですが、説明会やオープンキャンパスでの印象を大事にしつつ、自分にとって難しい高校を志すことが高校受験を戦うにおいて必須事項です。
まずは「チャレンジ校」への合格を志して受験対策に励み、同時に「相応校」への合格率を限りなく100%に近づけるよう努力することが、あなたの基本受験プランであり、長く険しい受験プロセスを戦うための柱となる考え方です。
現在の5段階の学校評定別に、「チャレンジ校」「相応校」「安全校」を分けて基本受験プランを提案します。この基本受験プランは、実際に高倉塾でも進路指導のベースとして利用されています。必ず全員に妥当するとは保証できませんが、実績とデータの裏付けがあるので安心してください。
まずは、かなり勉強が得意で、5段階評価において、9科で40以上が取れている生徒から。
ほぼどの教科でも「5」が取れているということです。そんな評定が取れているなら、公立の専門学科を中心に、好きな高校を受験してください。どの高校でも合格できる特権を持っています。
9科計 40以上 | 私立 (主に2月10日) | 公立前期 (2月16日) | 公立中期 (3月8日) |
---|---|---|---|
チャレンジ | 洛南(空)[75] 洛南(海)[71] 立命館(MS)[70] | 堀川(探)[72] 嵯峨野(こ)[68] 西京(エ)[68] | |
相応 | 立命館(コアGJ/コア)[69/68] 同志社(普)[67] 大谷(マス)[66] 東山(パス)[66] 京女(CS/II類)[66/64] 同志社国際(一般)[65] 立命館宇治(IG)[65] | 桃山(自)[67] 山城(文)[65] | 堀川(普)[67] 嵯峨野(普)[64] |
安全 | 花園(特A)[64] 大谷(グロ/コア)[59/59] 京産(特)[59] 龍大平安(選)[58] 文教(特A)[58] 先端(特A)[56] 平女(RS)[56] | 紫野(ア)[63] 洛北(普)[63] 桃山(普)[63] 山城(普)[61] 鳥羽(グ)[60] 紫野(普)[60] | 洛北(普)[60] 桃山(普)[60] 山城(普)[59] 紫野(普)[55] |
これくらいの評定を持っている生徒は、公立前期の専門学科を狙い、
- 堀川 探究学科群
- 嵯峨野 京都こすもす科
- 西京 エンタープライジング科
などを第一志望に掲げるケースが多いです。基本的には、上記3つの説明会やオープンキャンパスに参加しておき、早めにどこか自分に合ったところが見つかれば素晴らしいです。学校評定でほぼ「5」がコンスタントに取れている状況であれば、特に夏休み以降に集中的に受験対策を行えば合格率は高くなります。
特に上記3つを魅力に感じない場合は、次点として下記3校が挙がるでしょう。これらの高校は受験対策を怠らない限り、合格率は高くなる「相応校」ゾーンに入ります。
- 桃山 自然科学科
- 山城 文理総合科
- 紫野 アカデミア科
中期の普通科の場合は、9科40以上の評定を1年生から取れているのか、もしくは3年からやっと取れたのか、によって合格率が著しく変わるので注意です。公立入試システムの「報告書」スコアに注意してください。
私立高校に目を向けると、指導方針や大学進学実績を求めて洛南高校や立命館のMSに挑戦しても良いでしょう。ただ、洛南も立命館MSも合格率が高いとは言えないので、他にも私立を受験することが一般的だと思われます。
- 東山 パスカル
- 大谷 (バタビア)マスター
- 花園 特進A
これらの私立は大学合格実績も優秀であるため、併願先はもちろん、専願として受験する人もいます。もし堀川探究などを第一志望とするのであれば、大谷や花園の特待生合格を狙って併願受験することが一般的です。
大谷や花園はもちろん、その他の複数コースを持つ私立高校であれば、偏差値の高いコースに万一不合格であっても下のコースで合格できるので、1校受験しておけば他に私立を受けずとも合格を確保できます。
もう一つ、下記の附属高校も人気が高いです。
- 立命館や立命館宇治など
- 同志社や同志社国際など
全国的に知名度がある大学ですし、「公立の第一志望に不合格なら、付属校に進学して大学を決めてしまいたい」と考えるならば、併願で受験しましょう。
9科評定 40以上 | 私立 (主に2月10日) | 公立前期 (2月16日) | 公立中期 (3月8日) |
---|---|---|---|
Aさん 第一志望校: 堀川高校 探究学科群 | 同志社(普) 大谷(マス) | 堀川(探) | 堀川(普) |
Bさん 第一志望校: 嵯峨野高校 京都こすもす科 | 花園(特A) | 嵯峨野(こ) | 嵯峨野(普) 洛北(普) |
5段階評価において、9科で34〜39であれば、大体の教科で「4」が取れているということです。トップクラスではないものの、受験シーズンの過ごし方次第で飛躍的に伸びる可能性を秘めています。
9科 34~39 | 私立 (主に2月10日) | 公立前期 (2月16日) | 公立中期 (3月8日) |
---|---|---|---|
チャレンジ | 洛南(空)[75] 洛南(海)[71] 立命館(MS)[70] 立命館(コアGJ/コア)[69/68] 同志社(普)[67] 大谷(マス)[66] 東山(パス)[66] 京女(CS/II類)[66/64] 同志社国際(一般)[65] 立命館宇治(IG)[65] | 堀川(探)[72] 嵯峨野(こ)[68] 西京(エ)[68] 桃山(自)[67] 山城(文)[65] | 堀川(普)[67] 嵯峨野(普)[64] |
相応 | 花園(特A)[64] 大谷(グロ/コア)[59/59] 京産(特)[59] 龍大平安(選)[58] 文教(特A)[58] 先端(特A)[56] 平女(RS)[56] | 紫野(ア)[63] 洛北(普)[63] 桃山(普)[63] 山城(普)[61] 鳥羽(グ)[60] 紫野(普)[60] | 洛北(普)[60] 桃山(普)[60] 山城(普)[59] |
安全 | 花園(特B)[55] 文教(特B)[54] 京産(進)[53] 龍大平安(プロ)[53] 先端(国)[53] 先端(国)[53] 大谷(イン)[52] 両洋(K特)[52] 平女(AS/幼)[51/51] 東山(クレ)[50] 先端(特B)[49] | 紫野(普)[55] 鳥羽(普)[54] 鴨沂(普)[51] |
この辺りの評定を取る生徒は、公立の専門学科は積極的に狙っても良いでしょう。よく第一志望とされる高校は、
- 桃山 自然科学科
- 山城 文理総合科
- 紫野 アカデミア科
などの専門学科です。これらを第一志望として受験シーズンを乗り越えることは高校受験としてよいハードルですし、何よりもリスクがありません。
京都府高校入試の難関【専門学科】は恐れることなく受験せよ中期選抜においては、この成績レンジのほとんどの生徒は洛北や山城、桃山あたりの普通科を受けます。
満足のいく私立高校の合格を確保できて、なおかつ自分の希望度が強ければ、中期は少し不合格リスクを取って堀川と嵯峨野の普通科を受験しても良いでしょう(ただし「9科40近くを3年間」くらいの評定がない場合は、中期の報告書ハンデを跳ね返すことは極めて難しいです)。
公立を第一志望とする生徒の場合は、私立では下記の高校(コース)を受験しておき、仮に落ちても下のコースで合格しておく戦略を取るのが一般的です。
- 東山 パスカル
- 大谷 (バタビア) マスター
- 花園 特進A
- 先端科学大学附属 特進ADVANCED
- 京産大附属 特進
- 龍大平安 選抜特進
例えば主要5教科で「やっとオール4が取れるくらい」の生徒が大谷マスターに合格することは簡単ではないものの、コアなら受かるから大谷を受けておこう、といった使い方です。他の高校も同じように利用できます。
また、この評定レベルであれば、同志社や立命館系統も十分に勝負できます。専願受験してもいいですし、公立が第一志望なのであれば、上記の私立も併願で受けておいて保険をかけることができます。
同志社女子は推薦のみ、平安女学院のRS(立命館進学)コースは推薦か専願のみしか受験できませんが、大学が魅力に映るならば選択肢に入ってきます。
9科評定 34〜39 | 私立 (主に2月10日) | 公立前期 (2月16日) | 公立中期 (3月8日) |
---|---|---|---|
Aさん 第一志望校: 山城高校 文理総合科 | 大谷(マス) | 山城(文) | 山城(普) |
Bさん 第一志望校: 立命館高校 コア | 立命館(コア) 花園(特A) | 桃山(自) | 桃山(普) |
5段階評価において、9科で27〜33であれば、全部3ほどの「良くも悪くもない」評定か、もしくは少しの得意科目でしっかり「4」や「5」がちらほらと取れている程度です。こちらも伸び代に溢れており、明確な目標を持てば大きくレベルアップできます。
9科 27~33 | 私立 (主に2月10日) | 公立前期 (2月16日) | 公立中期 (3月8日) |
---|---|---|---|
チャレンジ | 花園(特A)[64] 大谷(グロ/コア)[59/59] 京産(特)[59] 龍大平安(選)[58] 文教(特A)[58] 先端(特A)[56] 平女(RS)[56] | 山城(文)[65] 紫野(ア)[63] 鳥羽(グ)[60] | 洛北(普)[60] 桃山(普)[60] 山城(普)[59] |
相応 | 花園(特B)[55] 文教(特B)[54] 京産(進)[53] 龍大平安(プロ)[53] 先端(国)[53] 先端(国)[53] 大谷(イン)[52] 両洋(K特)[52] 平女(AS/幼)[51/51] 東山(クレ)[50] 先端(特B)[49] | 紫野(普)[55] 鳥羽(普)[54] 鴨沂(普)[51] | |
安全 | 精華(普/美)[46] 花園(進)[45] 先端(進)[44] 両洋(J進/キ/S)[45/43/41] | 桂(普)[48] 北嵯峨(普)[46] 北陵(普)[46] |
便宜上、評定レンジを27〜33と指定しましたが、例えば32〜33を3年間取れているのなら、下記高校も十分に狙えます。
- 桃山 自然科学科
- 山城 文理総合科
- 紫野 アカデミア科
「評定が低いのは副教科が悪いだけ。主要5教科は得意」「受験に対して強いモチベーションがある」などの条件が大前提ではありますが、諦めずにチャレンジする価値はあることを忘れないでください。堀川探究や嵯峨野こすもすレベルでも合格者はいますし、高倉塾でも状況によっては最難関高校を受験させます。
【ケーススタディ】嵯峨野こすもす科: 「報告書」に頼らず実力で押し切った事例ただこのあたりの評定だと、通常は中期選抜で普通科の席を争うケースが多くなるはずです。「ここに入学することになっても、後悔はない」と胸を張って言えるような私立高校の合格を確保できているのならば、合格率は高くないものの、
- 洛北 普通科
- 桃山 普通科
- 山城 普通科
あたりにチャレンジしても面白いです。もし確実に公立合格しておきたいなら「相応校」として紫野や鳥羽、鴨沂を選ぶのも良いでしょう。
特に私立高校に関しては原則的に当日点数で判断するので、受験対策次第で逆転しやすいです。受験対策に真剣に取り組むのであれば、「チャレンジ」にすら掲載していませんが、立命館や立命館宇治、同志社や同志社国際などの附属校系統を狙うこともまだ可能であるということです。
- 立命館 コア
- 同志社 普通科
「学校成績は良くないが、行きたい私立に悔いのないようにチャレンジしたい」という生徒で、なおかつ1年近く時間がある生徒は、上記のような私立高校を受けてみてください。
ただ、現実的にはこのあたりの成績だと、「私はスポーツや他の活動が得意であり、勉強は本当に難しく感じている」と訴える生徒も増えてくるので、そんな生徒にとっては、下記の選択肢が急激に魅力的になります。
- 龍大平安 プログレス
- 京産大附属 進学
理由はもちろん、龍谷大と京産大に入学できるからです。例えば中学時代、頑張っても9教科が27あたりであった生徒は、大学入試の一般受験でこれらの大学に進学することは容易ではありません。そうであれば、中学時代に必死で学力レベルを高めておき、エスカレーターに乗りつつ部活や課外活動も全力で行う充実した高校生活を送りたいと考えることは当然です。
その他、公立が第一志望である生徒は、下記のような高校を一校だけ受験することが多いです。
- 花園 進学カルティベート
- 先端科学附属 進学
- 精華 普通科/美術科
- 両洋 J進学など
これらのコースであれば、合格率は安全圏レベルになります。
9科評定 27〜33 | 私立 (主に2月10日) | 公立前期 (2月16日) | 公立中期 (3月8日) |
---|---|---|---|
Aさん 第一志望校: 紫野高校 アカデミア科 | 先端(国) | 紫野(ア) | 紫野(普) |
Bさん 第一志望校: 京産大附属 進学コース | 京産(進) 両洋(J進) | 鳥羽(普通) | [鳥羽(普)] |
「オール3がなかなか取れない」ような状況であれば、やることは決まっているので逆に迷わずに済みます。まずは少しでも評定を高め、このゾーンを脱することを忘れずに。
9科計23~26 | 私立 (主に2月10日) | 公立前期 (2月16日) | 公立中期 (3月8日) |
---|---|---|---|
チャレンジ | 花園(特B)[55] 文教(特B)[54] 京産(進)[53] 龍大平安(プロ)[53] 先端(国)[53] 先端(国)[53] 大谷(イン)[52] 両洋(K特)[52] 平女(AS/幼)[51/51] 東山(クレ)[50] 先端(特B)[49] | 紫野(普)[55] 鳥羽(普)[54] 鴨沂(普)[51] | |
相応 | 精華(普/美)[46] 花園(進)[45] 先端(進)[44] 両洋(J進/キ/S)[45/43/41] | 桂(普)[48] 北嵯峨(普)[46] 北陵(普)[46] | |
安全 | その他の私立 | 定員割付近 |
公立に関しては、中期選抜で定員が割れたり、ほぼ1.00倍の高校なら合格の可能性がありますが、そうでなければ少し難しいかもしれません。オール3未満の成績だと、私立を中心に考えることがセオリーなのです。ただ、きっと合格できる高校はあるので諦めずに取り組むことは重要です。
仮に「3年間を通して、体育だけ2で、他は全部3が取れている」という状況だとすれば、ほぼオール3の27と同じに考えて良いです。受験勉強を頑張れば、下記の高校は十分狙えます。
- 鳥羽 普通
- 桂 普通
- 北嵯峨 普通
- 北陵 普通
もし23あたりの評定しかなく、それでもどうしても公立にこだわりたい場合は、かなり高い合格率を見込めるような私立を併願で合格しておき、公立は中期で戦う(運よく倍率がすごく低いかもしれない)こともできます。後期選抜まで粘るのも一手でしょう。自由には選べませんが、どこかには合格できます。
「事情があってのこの評定であり、実際の学力は高く、中期選抜において7~8割の点数が取れる」といった特殊ケースであれば、自信を持って公立を狙えます。
このレンジの評定であれば、基本的には私立が第一志望になるはずです。私立は学校評定は参考程度にしか見ないため、当日試験で逆転可能です。過去問対策を怠らず、諦めずに第一志望を狙ってください。
一例としては、なんとか中1〜中2のうちから頑張って勉強し、
- 龍谷大平安 プログレス
- 京産附属高校 進学コース
などの附属校に合格できれば大きな飛躍ですし、人気の高い大谷や花園、先端の入学を志すのも良いでしょう。
ただ上記に挙げた私立高校は、個人の状況によってはかなり厳しい可能性もあります。その場合、その他の私立も必ず受験しておいてください。以下の高校は参考。
- 両洋高校 JキャリアやS探究
- 精華高校 各コース
評定により、推薦が取れる私立高校もいくつかは見つかるはずです。この点も、担任先生や塾に相談して決定することが大切です。進路に対する霧が晴れてきたら、あとは思い切り受験生として努力を続けましょう!
9科評定 23〜26 | 私立 (主に2月10日) | 公立前期 (2月16日) | 公立中期 (3月8日) |
---|---|---|---|
Aさん 第一志望校: 鳥羽高校 普通科 | 先端(進) | 鳥羽(普) | 鳥羽(普) |
Bさん 第一志望校: 花園高校 進学カルティベート | 花園(進) 2次募集校 |
このブログを読むということは、保護者の方であれ本人であれ、高校受験について真剣に考えているということです。自分の評定や受験勉強に割ける時間とモチベーションを考慮にいれ、このブログ内容を参考にして受験プランを練る時間を取ってください。
ここで大切なことは、「周囲の声に惑わされない」ということです。特に高い目標を掲げた時、周りの友人や大人は、「ここは君には無理だよ」「やめた方がいい」など、挑戦をやめさせようとすることが多いです。
確かに、やる気もあまりないのに目標だけ高い、など行動が伴わないケースではそう言われるのも仕方がありません。例えばここに書いた「チャレンジ」校に関しては、
- 本気でそこを目指して頑張る
- 目指した時期が遅すぎない
- しっかり受験勉強の時間を取る
これらの条件は大前提であり、これらが全て抜けているのならば諦めた方がいいです。
しかし、「ここに入りたい、頑張りたい」と心から願ってそれを実行する気持ちのある中学生であれば、レベルの高い高校に合格し、周りを驚かせる可能性を秘めています。毎年、そういう塾生をたくさん見てきていますし、このブログは今までの塾生のデータを見て責任を持って書いています。
したがって、もし本当にそういう気持ちがあるのなら、仮に学校の先生に苦い顔をされても笑顔で流し、自分の決断に責任を持つ覚悟と共に、思い切ってチャレンジする勇気を見せてください。このブログ内の「受験プランのサンプル」を参考にしていただければ、もし不合格であった時のセーフティネットも考えたプランを書いているので、安心して挑戦できるはずです。
ここでは、評定レンジ別に「チャレンジ」「相応」「安全」を分類してみましたが、合格する高校やコースのランクを高めれば高めるほど、成功体験も重なり、高校以降の人生がポジティブな変化を遂げる可能性が高くなります。
中学生時代の勉強を通して成長し、今まで「私には無理だ」と考えていたような高校に合格できたこと、少なくともそこに挑戦した経験により、進学する大学が大きく変わるからです。大学が変われば、その先はもっと大きな成長を遂げる可能性が広がります。
だから、チャレンジする習慣を身につけなければなりません。冒頭で「チャレンジ校を狙いつつ、相応校の合格率をひたすら高めることが基本受験プランだ」と書いた理由はそこにあります。挑戦する高校受験を選んだ生徒は合格を掴み取れますし、仮に不合格になったとしても、結果的に彼らの能力は遥かに伸びます。
そのためには、下記3つを意識して勉強を続けてください。これはそのまま、「人生を変えたい、もっとレベルアップしたい!」と願う中学生がやるべきことになります。
- 早めに「チャレンジ校」における第一志望を絞ってみる
- そこが「相応校」になるくらいの学校成績を目指す
- 中3以降は、目標に向かって一心に受験対策を行う
このブログを読んでお分かりいただけたと思いますが、頑張って評定を少し上げれば、「チャレンジ校」はたちまち「相応校」になります。あなたの進路にかかっていた霧が急に広々と晴れ上がり、高みに登る階段が出現したということです。
高倉塾ではそのために、学校評定を高めるためのトレーニングメニューと、合格率を最大化する受験対策を提供できるように努力しています。
高い目標を持ち、頑張りたい塾生にたくさん出会いたいです。高校受験、ぜひ一緒に乗り越えましょう!
隣県に住む中3の保護者です。成績は5科139科24くらいです。子は脳に疾患があり、忘れ物が多くぼーっとしているように見えるためテストは平均点くらい取れますが2がついてしまいます。
滋賀V模試では偏差値47でした。
京都私立を併願に思っていますが、本人の第一希望は大谷、次に平安です。
現状とても届かないので、滑り止めとして文教か外大西と思っているのですが、無謀でしょうか。明徳や両洋の方が安全とは思うのですが、掲示板などを見て子が「馴染めない」と思っているようです。
返信がだいぶ遅れてしまいました。すみません。
もう志望校は心の中で決定されたかもしれませんが、評定とV模試偏差値を見る限り、大谷はインテグラルにひっかかるにはギリギリ難しいかもしれません。とはいえ、専願で頑張ったり今から過去問演習を繰り返していれば2月時点では合格点をとっても不思議ではない段階ですね。最後まで諦めずに勉強を繰り返してください。平安も同じような状況だと考えてください。
明徳は安全すぎます。受ける必要ありません。
両洋は受験しておくと安心ですし、実際の評判よりも生徒は楽しく前向きに通っている印象があります。どの高校にもネガティブなことを書く人はいるので、あまり参考にしなくてよいと思いますよ。両洋は特に昔はあまりいいイメージがないのですが、今は全然変わったように思います。
私の経験からも、同じ評定の子がいたら両洋を滑り止めとしておすすめしていると思います。あと少し、希望を持ってがんばってくださいね。
来年の受験を控えてるものです。た内申点23~26のチャレンジ校の鳥羽、鴨沂、紫野って中期の本番のテストをどんだけ取れば合格ラインですか?そのチャレンジ校を志願する場合はどのレベルの高校を滑り止めをするべきですか?
内申点23~26の場合、最新のデータから言えば「鳥羽は倍率が低かったら合格する可能性が50%くらい。鴨沂と紫野は運が味方しない限り、かなり厳しい」という結論になります。
内申点が3年間全てで23~26であり、なおかつ今年の倍率が去年と全く同じであると仮定します。すると具体的な合格ラインで言えば…,
「鳥羽は120/200(6割)くらいあれば確実。鴨沂は150/200(7.5割)でギリギリ合格できるかどうか、紫野は160/200(8割)でギリギリ合格できるかどうか」
になります。内申点23~26の場合であれば、今から受験勉強に集中すれば6割(120/200)であれば取れる可能性はあります。7.5~8割だと、これは嵯峨野とか堀川を狙う子が取るゾーンなので、その水準を取るのは簡単ではありません。しかし「もともと勉強はできるけどサボってただけ」とか、そうでなくとも「人生変えるくらい高校受験を頑張れた」などの事情により逆転合格する生徒はいます。0%ではないので、本当に行きたいと思っている場合、難しいことを理解した上でチャレンジすることには大きな価値があります。
このレベルのチャレンジ校を志願するのであれば、もちろん公立は不合格となることはある程度覚悟しておく必要があります。したがって私立高校では確実性に比重をおいて考えます。
最も無難で多いケースは花園高校でしょう。進学カルティベートであれば、この辺りの内申点でも受験勉強を頑張れば十分に併願合格の可能性はあります。公立で挙げた3校のレベルを目指して勉強していれば、特進Bで合格することも珍しくありません。滑り止めで上のコースで合格する確率が上がることも、難しくともチャレンジ校を目指して勉強を頑張るメリットです。
内申点が3年間とも23だとすると、花園合格は確実視できなくなってくるので、もう一校どこか私立を受験することになると思います。精華や両洋、その他よい選択肢があるので検討してみてください。
あとはその年の人気度合いとか、運に左右されるところもありますね。
いずれにせよ、第一志望を諦めずに頑張ることは素晴らしいことですし、やり方次第で合格は少しずつ近づきます。前向きに努力を続ければ納得できる結果を掴むことができるので、諦めずに頑張りましょう!
中3です。
花園高校特進Bを受けたいと思っています。しかし、内申点が数学と理科が2技術家庭と保健体育が4そのほかが3で合計27です。模試の判定も夏休み明けテストで先願でC判定、1番最近で先願E判定まで落ちました。塾の先生からも「無理だ。」と言われています。公立は北嵯峨を考えているのですが、それもC判定とB判定の間です。(中期)花園高校に行くことは出来ないのでしょうか。
そして、どうしたら内申点と模試の偏差値を上げられるでしょうか。
本気になるにはどうしたらいいですか。
(どのように勉強をすればいいですか?)
教えてください。
9教科の合計27くらいだったら、併願でも花園特進Bは合格してる人は多いですが、「数学と理科が2」「模試でE判定」ということは、まだまだ基礎学力がダメだということですね。
これは、トレーニングすれば改善します。花園Bなら「取るべき問題」だけ確実に取れるようになったら割と合格できるので諦めずにやりましょう。
まず、数学と理科は最低でも3を取らないといけません。そして、5教科のうちせめて最も得意な1~2教科は4くらい取る必要があります。この辺りはその気持ちがあれば、学校の授業と塾のサポートでそんなに難しくありません。ただ、今までも努力を振り絞って数学と理科が2であったのなら、カルティベートはいけても特進Bは難しいかもしれませんが…。
模試偏差値の上げ方
模試は偏差値を上げたい過去問を3年分やって解説まで済ませれば偏差値がかなり上がります。塾で過去問が配布されていればそれで対策してください。例えばうちだと、次の模試が第4回模試なので、3年前までの第4回模試を解かせて解説まで終えるようにしています。この解説に関しては塾でフォローしてくれるでしょう。過去問、解説、解き直しを怠らずにやれば絶対に上がります。
過去問がなければ、学校か塾の問題集で次の模試の出題範囲を徹底的に潰していくようにします。学校や塾で質問し、わからないところを無くし、類題をもらえそうならもらってみてください。とにかく出題単元に集中し、「今日はここ」「今週はこことここを極める」という具合にテーマを持って勉強していってください。
ここに書き込んでくれる気持ちがあるのだから、頑張ればカルティベートは絶対大丈夫だと思います。あとは特進Bに届くかどうか。同じくらいの成績で特進B合格している先輩はいます。なんでもそうですが、「無理だ」とか考える人は大した成長はできません。「難しいかもしれないけど、ぶつかるぞ」と強気に考えて高校受験を経験することを常に意識し、周囲のサポートやアドバイスを得ながら、全力を尽くすことを考えてください。毎朝ベッドから起きる際、「絶対に合格できるように頑張ろう」と一日欠かさず強く思いましょう。そうすると、合否に関係なく素晴らしい高校受験になりますよ!
中3です。
高校選びでとても悩んでいます。
桂高校と鴨沂高校で悩んでいるのですがどう決めるべきでしょう、、、
偏差値は五ツ木模試で55ほどで内申点は136ほどです。
桂高校には友達がいてそれも行きたい理由にはいっています。鴨沂高校で特別な理由はとくにありません。
鴨沂高校の倍率が高く心配です。過去問もあまり点数は取れないし12月になって勉強もあまり力が入っていません。
なにかアドバイス頂けると幸いです。
内申点136で五ツ木で55だったら悪くないですね。鴨沂高校は中期当日で130点くらい取れば昨年でも合格するんじゃないでしょうか。模試や過去問をやってみて、130点取れるようにしてください。桂高校はもう少し余裕があります。
鴨沂高校の倍率は心配だと思いますし、実際に昨年はとても高くなって合格ラインがめちゃくちゃ高くなってしまいました。しかし、それでも130点取れれば受かる水準なので、倍率というより当日に取れるかどうか、を気にすれば大丈夫です。
あとは、そういう具体的な数字とかデータと言うより、今のメンタリティとか精神状況が良くないし、いろいろ間違っている部分があるかもしれませんね。
高校選びは、自分の人生をどうするかということです。どう生きていくか、ということを考える大切なイベントです。だから、自分の信念を持って選ばないと行けない。信念を持つということは、「親や教師、友人の言葉に左右されず、自分の考えを貫く」ということです。その勇気を持つということが大切です。
友達がいるかどうか、とかはまさに周りの意見と行動に左右されているので、信念を持った高校選びができていないということです。友達が直前で「やっぱこっちの高校を受けることにして、一週間前から準備してるわ」とか言ってきたら、慌てて自分も先生に電話して進路変更するのですか?ということですね。絶対にそんなことはせず、「あっそ。頑張れ。俺はこっち受けるわ」と言えるようにしっかり自分を持ってください。友達は勝手に自分の人生を送るし、あなたもそうしてください。
部活でプロを目指す、とか特別な事情がない限り、高校選びは「学力はどこまでのレベルを目指すか」で考えます。「この高校なら、どこの大学が見えるのか」で考えます。
人気のある大学、国公立大学や立命館や同志社あたりとか、京産大や龍谷あたりでも合格したいなら、少しでも偏差値や倍率が高いところを目指してください。特にこだわらないならどの高校でもいいです。
桂か鴨沂だと鴨沂の方が人気が高くて学力レベルも若干上ですが、自宅からの距離などによって勉強に専念できる環境がどっちか、とか塾をどう活用できるのか、とかは自分の状況に照らし合わせて考えることができるので、必ずしも鴨沂がよいとは限りません。そのあたりは熟考しましょう。
この時期に勉強に身が入っていない時点で、今まで信念を持った高校選びとか、正しい考え方を持って過ごすことができなかったということです。早い段階で自分の人生に向き合うことができていれば、今頃そのために頑張ろうとできていたのです。
もしかしたら、頑張るのが遅くて鴨沂レベルは落ちるかもしれません。しかしそれも自分の人生なので、今から最大限に悔いなき受験ができるように、周りの声は全て無視して、自分で決めてください。そうすると成功が近づくし、仮に失敗しても大学受験で取り戻せます。がんばれ
現在中学3年生山城地区から日吉ヶ丘高校受験希望なのですが、進研V模試(大阪)では前期も中期もE判定でした。 これでは合格は難しいですか? 英語(偏差値58)国語(偏差値43)数学(偏差値33)塾にも通っていますが、
数学がどうしても伸びず、内申は約89点(5教科)です。
英検は2級を持っていますが、加点などはないのでしょうか?
他に行きたい高校が見つからず、どうしても日吉ヶ丘高校に行きたいのですが、どうすれば良いでしょうか?
模試でE判定であったとしても、直ちに不合格であるとは考えません。ただ客観的に見ると、国語と数学の偏差値で見れば基礎ができ上がっていないため、今のままで受験を迎えれば合格率は高くないと考えられます。
英語の偏差値は日吉ヶ丘で求められるものを超えていますし、英検2級はなかなかいない、素晴らしい水準ですね。当日の英語点は期待できますが、公立入試はそういった資格での加点はありません。
報告書点(内申点)にもよると思いますが、約89点(5教科)とはどういった数字でしょうか?中期選抜が勝負になるので、副教科を2倍した報告書点は大切です。
例年で考えれば、現状では日吉ヶ丘は厳しい状況ですが、英語をこのまま伸ばし、数学は最初の計算問題を落とさないための練習をすれば形になる点数が取れます。今の報告書点から逆算し、当日で何点を取らなければならないかをはっきり自覚できると、光が見えてくる可能性もあります。
コメント失礼致します。中3男子を持つ母です。
息子は、この春前から学校を休む事が多く成績がかなり落ちました。現在はたまに休みますが登校しております。
学校の個別面談にて、現在の内申点では公立校の安全圏内はないと言われました。公立は京都ではありません。実際、1学期の評定は9教科19でした。
本人は京都の私学へ進学したいと自分の希望高校を幾つか見学に行きましたが、面談では受かるレベルではないと言われています。
元々の本人の希望は大谷・京都成章・平安です。
学校の実力テストは中の下くらいで、先生もめちゃめちゃ悪い訳ではないが、内申点が悪すぎて受験するにはネックになると。
先生からは京都ならば京都翔英・洛陽総合・京都国際あたりの学校を考えて探そうととの事でした。
中学校に入学〜1年生は比較的に成績良く、これからは内申点も大事である事を家でも当時の塾でも何回も話して来ましたが、本人はサボり出してからはその重要さを受け入れずここ迄来てしまいました。
本人も進学希望なのでなんとか前向きに考えて欲しいのですが、実際には京都の私立高校はどの程度内申点を重視されるのでしょうか。
受験するならば勿論、専願になります。
内申点を上げるチャンスのテストは後1回しかないので飛躍的に上がる事はない状況です。
漠然とした相談になってしまい申し訳ありません。もう11月、ずっと息子に話て来ましたが、中々素直には聞かず、この状況です。親としてもなんとか前向きに考えて行きたいと思いコメントさせて頂きました。
これから短い期間にどの様に考えやっていかねばならないかヒントを頂けましたらと思います。
宜しくお願いします。
結論から言えば、京都府の私立の専願受験において内申点を大きく重視する高校は少ないと思います。多くの私立高校は当日試験の点数を見て判断するので、少しだけご安心いただきたいです。
例えば大谷、成章、平安であっても基本的には内申点関係なく判断されている印象です。大谷高校だと昨年は9科22で合格者も出ているし、評定が低くとも自信を持って頑張ってほしいです!
しかし大谷、成章、平安を考えるとすると、多少は難易度が高く合格率も低くなるのでこれらを第一志望群として考えて良いかは一考の価値がありますね。
例えば他の人気校で言えば先端や花園だともう少し合格率は高くなるし、実際に9科19辺りでも合格者が出たことはあります。両洋だとさらに可能性は高まります。もしこの辺りでも良いのであれば受験を検討するのも悪くありません。
翔英、洛陽総合、京都国際だとほぼ合格できると思うので、これらは第二志望として、私立受験の日程をずらして受験すると良いです。
したがって、全ては当日試験の点数を高められるように深く考えられた学習計画で毎日を過ごすことになりそうです。もちろん第一志望群の合格率は高いとは言えないものの…, 毎年毎年、諦めずに挑戦した先輩たちがいますし、今年も知らないどこかで同じ状況で頑張っている子がいます。
現実的には独学で合格するのは厳しいところもありそうですし、現状を把握した上で補強すべき単元や過去問演習まで個別に計画をしてくれるような、しっかりした個別指導塾にすぐ入塾できればベストだとは思います。
まだ期末テストで2学期内申点を高めるチャンスはありますから、一つでも高められると大きいですね。この点に関しても、「どの教科の評定を高めて、どの教科はキープで…」といったプランに加え、そのための授業を提案してくれるような塾や存在があれば理想です。しかし、もしそういった存在がなくても大丈夫です。自分なりに計画するだけでも大きな違いが出ます!
まずは本人が頑張ると言っていることは素晴らしいですし、結果は厳しくなるかもしれませんが、貴重な高校受験の体験ですから「どうせなら悲観するより、希望を持った受験をしなさい」とだけ声掛けをしてあげて、ぜひ思い切り応援してあげてください。保護者の方からの応援を感じるだけでも、良い道に進む大きなきっかけになります。
もう数えきれないほど進路指導をしていますが、親の言うことをすんなり聞く中学生の方が少ないですし、その点はどのご家庭も似た問題を抱えられているな、と言う気がしています。同じような状況のケースも何度も見てきていますが、最終的には自分なりに頑張れる高校へ進学して立派な人生を送っていますし、きっと大丈夫です。
中1では成績が良かったのなら、良い素質を持っていることは間違いありません。人生は高校受験までより何倍も長く続くので、再度奮起するのに遅すぎると言うことはないと思います。何か心の中で頑張れなくなるきっかけがあったのかもしれませんし、そのあたりの精神的な変化を見守りつつ、現状でできる限りの思い切った高校受験を送れるように応援してあげてください!結果に関係なく、今よりも素晴らしい道を歩めるようになると思います。
お返事ありがとうございます。
学校の先生のお話ではかなり絶望感がありました。
全てが内申点での判断でしたので…
今回、具体的なお話を頂き前向きに志望校について考えて行けそうです。
塾に関しては、春に学校を休みがちになった頃にそちらも行かなくなった為に退塾しました。
その後、夏休みの夏期講習から本人が選んだ個別塾に行っております。英、数・理と学んでおりますが、数学と理科がかなり苦手で現在まだ点を上げられておりません。
他の3教科については中3の実力テストで国・社は実力テストでは全て平均以上、英は平均前後と悪い時が有る状況です。
通っている中学校が公立ですが市内でもレベルが高く内申点が取りにくいとは言われております。本人も頑張っている教科はあるので、今回の面談で内申点が低い所以に受験が難しいと言われショックがあったと思います。
しかし、返信頂いた方法・心持ちで私も一緒に頑張ろうと浮上できました。もっと息子の立場になって、見守れるように私も努力しようと思います。
勿論、夫ともこの情報を共有致しました。
本当にありがとうございました。
今年受験を控えているものです
僕は今西京高校を目指しているのですが内申が
1年 37
2年 38
3年 45
なのですが1年と2年で結構足を引っ張ってしまいました。この学校に見学に行って惚れたので第一志望なのですが、僕の実力が低いのもあり五ツ木模試E判定をとってしまいました
中期には城南菱創か南陽を受けようと思うのですがどうしても受かりたいです
何から始めればいいですか?
評定は高いので、何も心配することはありません。1年と2年で40弱取れているのなら、これくらいは誤差の範囲であって、全く問題ないですので安心してください。
また、現時点の模試でE判定であることも何も問題ありません。合格は今から掴み取るものだからです。
英語長文は毎日:
英語長文に毎日取り組んでください。問題を解くというよりは、今は精読が目的です。つまり、長文の一文一文を正確に翻訳できるようにしてください。現在進行形から不定詞、受動態、現在完了、関係代名詞などの中学英語文法をマスターした上で、翻訳を当てはめて読み込んでください。入試当日はこんな解き方はしませんが、まずは長文を読むスピードと訳す正確性を極限まで高めることが大切だからです。英語の得点が安定しますし、これすなわち合格率がかなり高くなります。
得意ならば普通科の過去問で精読してもいいですが、今はまだ習っていない文法もあるので、模試をもう一度何度も精読したり、シリウスのような公立受験まとめテキストが良いです。翻訳できたあとは、最低10回は同じ長文を読み込んで読解力を高めます。
英語が得意で偏差値も高いなら、そこまで時間を使わなくても大丈夫です。
5教科全ての苦手単元を洗い出し、対策する:
E判定であるということは、基礎レベルで落としている点が多いということです。各教科のどの範囲はある程度得意で、どの範囲が忘れてしまっているのか、など自分の苦手分野を全てピックアップしてください。それを対策するしか得点を高める方法がありません。
高倉塾では、苦手単元を発見して攻めるために『新中学問題集』と『シリウス まとめと完成』を使っています。前者の方が詳しく実践的ですが、後者は3学年が一冊にまとまっていて便利です。今からだと時間がないのでシリウスのようなテキストがおすすめです。これらの基礎おさらいは遅くとも12月初めには完全に終了しておきたいところです。
間違った問題、わからない単元を丁寧な解説を受ける:
英語長文で訳し方が難しい部分、模試の間違えた部分、過去問にチャレンジして間違えた部分、全てに対して必ず解説を受けてください。解説を受けなければ、それはやりっぱなしの勉強であって、学力の向上がありません。解説を読んで1人で理解できることは少ないです。
まだまだやることはありますが、ひとまずは上記が合格のために今から着手すべきことです。
成績は高いので素質はありますが、E判定だと今から独学で合格は難しいかもしれません。伴走してくれる先生や塾があれば、一緒に計画を立ててもらったり、アドバイスを受けながら進めていきましょう。
12月からは、ガンガンと西京レベルの過去問に取り組めると理想です。学校成績は高く、合格する素質は絶対に持っています。希望を持って計画し、毎日の勉強を熱心に行えば高い確率で合格できますよ。頑張ってください!
返信ありがとうございます
11月までに基礎ワークを終わらせておいたらいいですかね?
個人塾に通っていて西京となると馬渕生や京進の方達と争うので計画づくりとしては
10月30日までに基礎ワークで基礎を固める
11月に京都府公立問題で演習
12月から西京過去問演習
でいいですかね?数学は基礎はできるんですけど応用が苦手です
そのスケジュールで進められればかなり理想に近いです!もちろんそんなに明確に分かれるものではなく、時期により並行したり、戻ったり、補助教材を使ったりすることはあります。
大まかな進み方はそれで考えておき、後の細かい部分の補強講座や解説は塾に個別で計画をデザインしてもらう必要があるので、そこは塾の話をよく聞いて相談し、協力して進めてください。
基礎ができていれば、みっちり解説を聞けば応用も2月にはできるようになります。心配せず取り組んでください。
他の集団塾では、基礎固めに立ちもどったり、志望校の過去問演習だけを集中して解説してもらえる機会があまりありません。したがって現状では余裕を持って競争できます。
このまま後悔のないように100%出し切ってください。応援してます!
中3女子の親です。
中2の二学期までは9教科30くらいあったのですが、三学期で少し下がり、中3の一学期の成績はまだ出ていませんが、27もない予想をしています(副教科にいくつか2が混じる可能性高いです)。もしかしたら23くらいかもしれません。
そんな状況ですが、志望校として、京都先端科学、大谷、華頂、平女、聖母、京都芸術大附属あたりを考えています。コースはいずれも1番偏差値が低いところです。公立はほとんど考えていませんが、学校の進路希望調査では鴨沂高校と書きました。
塾で受けた模試(1月)では偏差値50あるかないかくらいでした(教科によって40台)。
こんな成績ですが、現実的にどのあたりの高校を目指して勉強するのが良いでしょうか。私学の第一志望が決まったら専願で受けて、併願もいくつか受けるというので考えているのですが。
ご指導いただけましたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
9教科で急に30から23あたりに落ちる、ということは特別なことがない限りあまり考えられませんが、いずれにせよ「①9教科30取る力がある」「②まだ1学期である」ことの2点を考えると、とにかく3年12月期(≒2学期末)の評定を高めることに専念すれば問題ないです。夏休みから意思を持って準備すればきっと挽回できますし、副教科の2は努力と気持ちで3にできます。1学期が仮に23であってもまだまだ致命傷ではないです。
さて私立で考えるなら、挙げていただいた志望校は悪くないです。現状からの基本戦略として、
・大谷インテグラルは厳しい戦いを覚悟
・先端の進学コースは受験対策しっかりやれば合格率高い、あわよくば特進BASICを狙う
上記2点を意識すれば良いと思います。普通にやっていれば、挙げていただいた6校全て落ちるということはないです。
現状はまだ夏休み前なので、偏差値が50弱であったとしても気にすることはありません。ここからどんどん逆転する人される人が出てきます。
「まだ学力的には完成度が低いが、しっかり受験生として勉強を続ける」と仮定した場合は、私立志向ならおそらく下記のような戦略が一般的です。まだ志望順位が明確ではないと思いますが、参考にしてください。
1. 大谷インテグラルを目指し、12月期評定で5科17以上、9科30以上を目指す。
このあたりの評定が取れると「合格する確率の方が高くなってくる」と思ってください。まだ時間があるので5教科で得意なものを2つピックアップし、12月時点で「4」を取れるように力を入れてください。
これに近い評定が取れて、尚且つ過去問演習を繰り返すことができるならば、上記数字に満たなくてもチャレンジすることを恐れないでください(志望度が高いなら)。
2. 先端の進学を1.5次で受験
大谷インテグラルは落ちる可能性もあるので、もちろん先端の進学も受けます。12月期評定で27あたりやそれに満たなかった場合は大谷を受けずにこれを専願にするのも考慮です。
英語に強い苦手意識がないのなら、英検は3級とっておくと、加点されるし受験勉強にも兼用できるので考慮してください(定期テストを邪魔しない範囲なら)。
3. 合格率が極めて高い私立も受けておく
公立に関心がない場合は、念には念を、もう一つどこか確実視できる私立を受けるのも悪くないです。挙げていただいた高校を中心に直前期に学校や塾にご相談ください。卒業生の評判などから、この選択肢には塾としては両洋をお勧めすることがあります。
以上の3段階が、ご相談内容から推測できる受験プランです。志望順序が固まってきたら、微調整してください。
あとは、もし避ける理由がない場合は花園の進学カルティべートを専願にしてもよい選択肢です。5科15、9科27あたりがあれば2回連続受験で合格率を高く見込めます。
公立は無理に考える必要もないですが、現状で挙げられた鴨沂高校で言えば、倍率の関係で大谷インテグラルや先端進学より合格難易度が高くなることが珍しくないです。したがって、これら私立より志望度が低いなら受験する意味はありません。
例えば「大谷も先端も落ちた。私立の第三志望である⚪︎⚪︎には併願で受かったけど、ここ行くくらいならあの公立の方がいい」といった細かいケースがあれば受験を検討するものですから、毎年の倍率がもう少し落ち着く高校を受けることになるはずです。
ただ、しっかり受験生として目標を持って過ごす限り、大谷や先端は合格できると思いますし、良いハードルです。塾生だったとしたら第一志望として勧めます。惜しくも涙を呑んだとしても、第三の高校で立派な人生を歩めます。
もちろんこれらは状況も変化しますし、志望校選びの基準にもよりますので、参考程度にお考えください。オープンキャンパスなどで本人が自ら「ここに行きたい」と感じた場合は合格率が明らかに高くなりますし、模試の戦略を含めてお通いの塾によく質問し、相談しながら乗り切ってほしいです。
12月期の評定を取ることや、夏休みから始まる受験生としての生活は短くないので、乗り切るには本人のモチベーションが1番大切です。自分が1番頑張れそうな目標を見つけてもらい、ぜひそれを尊重してサポートしてあげていただければと思います。
早速ご返信いただき、ありがとうございます。
中2の終わり頃から親としてずっと不安な気持ちで過ごしていましたが、今回ご相談させていただき、大変詳しい内容のアドバイスをいただきましたことで、目指すべき道がはっきりとしてきました。
後は本人のやる気がないと、どうにもならないのですが、まずは夏休みを有効に使って学習に励むよう、またオープンスクールにも積極的に参加するよう、サポートしていきたいと思います。
本当にありがとうございました。
公立高校前期で普通科を受験します。
塾には行っていません。
五ツ木京都模擬テスト会
京都V模試
進研V模試
の案内が届いていますが、おすすめの順番を教えていただけますか。
前期で普通科受験なら、普通科が第一志望ということですし、結局は不合格時に中期も普通科を受験することになります。
したがって、五ツ木京都を年間通して受験することが一番の近道です。
五ツ木京都を受けるなら、京都V模試は特に受ける必要はありません。
進研Vもしはもう少し違った傾向の問題を解きたいときには良いですが、基本的には五ツ木京都の全ての回を集中して潰していく方が良いです。
したがってランキングで言えば
1. 五ツ木京都模擬テスト会
2. 京都Vもし
3. 進研Vもし
の順番です。ただもう一つ、「五ツ木模擬テスト会」という、「京都」がつかない広域の方もあります。高倉塾は志望校レベルの高い塾生の一部は五ツ木京都に加えてこちらも1~2回受験させることがあります。したがっておすすめは、
1. 五ツ木京都模擬テスト会を受ける
2. 余裕がある場合に限り、五ツ木模擬テスト会も受験までに受けてみる(ネット申し込みできる)
です。
今年中3女子です。
そろそろいい加減志望校を決めなければと思っています。
中1年間 31
中2年間 36
中3は今のところ、もうちょっと上を狙えそうです。
成績は徐々に上がっているのですが、一年生の年間が足を引っ張るので、なかなか上位の公立の学校は狙えないのかな?と感じています。
前期試験で、桃山、山城、城南菱創、南陽辺りを狙っているのですが、倍率が高すぎて…
無謀な挑戦でしょうか?
私立の特待も考えていますが、どの辺を狙うのが妥当でしょうか?
また、私立の特待で進学した場合、塾に行くのはお金の面で多分厳しそうです。大学入試に力を入れてくれる学校がいいです。(山城通学圏からの通学になるので、交通費がかかります。)
今年は学校の進路説明会とかも中止になってしまったので、情報がなくて、本当に困っています。
アドバイスをお願いします。
早く志望校を決定したいですよね。焦りはよく分かります。もう十分理解してると思いますが、まず大前提として中3成績を一つでも上げてくださいね。それさえできれば、別に2021年、願書提出の1日前に志望校を決定しても対応できます。
順番的には私立が最初ですからそこから話すと、その成績で、なおかつ大学受験に力が入ってるところなら大谷か花園になると思います。もしくは京産や龍谷の特進とか。(もちろん家からの距離にもよりますが)
大谷か花園がいいんじゃないかと思いますが、このあたりだと当日結果などで全額/半額くらいは狙えるかもしれませんね。3年で9教科40近く取れるなら十分可能だと思います。このへんだと上のコースに落ちても下のコースで判定してくれます。2校受けるのもいいでしょう。
3年12月期の成績が40以上とれるなどしていたら、立命同志社あたりで内部進学で大学を狙うのもいいかもしれません。
公立ですが、まず前期は基本的に不合格が前提の挑戦です。前期はほんの少ししか合格者を取らないのに、ほぼ全ての生徒が受験します。したがって倍率が無駄に高くなり、合格基準が1段上がります。つまり、前期で合格できるんだったら偏差値が一段上の高校に中期で合格できたはずだということです。前期で合格したい気持ちは分かりますが、もともと数年前は前期なんてなかったし、最近勝手になぜか中期と合わせて2回に分けられてしまっただけです。
しかし、堀川探求、嵯峨野こすもす、西京エンプラ、山城文理……などの専門学科は前期しかないので前期頑張ればいいです。桃山(自然科学)、山城などは専門学科の方ですか?それなら前期しかないですね。思いっきりぶつかりましょう。あながち悪い勝負ではありません。城南菱創や南陽はあまり知りません。ごめんなさい。
無謀な挑戦ですか?と聞かれれば、まぁ確かによほど楽勝な高校でない限り、前期は不合格前提で考えたほうがいいかもしれません(普通科の場合)。しかし高校受験の前期選抜くらいで「無謀」なんて言ってたら大学受験や社会人としての仕事のチャレンジなんて全部「超無謀」ということになってしまうので、高校受験の前期くらいで「無謀」というわけにはいきません。もし本気で合格を狙うなら、100%ではないが十分可能だとお伝えします。
中期での桃山、山城普通科ならこの調子で頑張れば十分可能ですよ。私立をちゃんと確保した上で油断なく受験してください。
もし、前期で桃山や山城の専門学科を狙っているのなら…、今から本気で受験対策しましょう。無謀ではありません。1年の成績で多少足を引っ張られるくらい、余裕で跳ね返せますよ!気持ち次第。頑張ってください!
今年受験を控える中学3年生です。
学校の成績は1年でも2年でも学年末は34でした。
1年も2年も成績の内訳は副教科の成績が4が1つで他は3です。
5教科が1年のときは 国語が5、数学が3、英語が4、理科が4、社会が5。 でした。
因みに私の得意な教科は社会と国語で苦手は数学です。理科が不安定な成績でいい時もあれば、悪い時もあります。英語は中の上ぐらいで得意意識はありません。
2年の5教科は国語が4、数学が4、英語が4、理科が4、社会が5。でした。
合計は変わらず、大きな変化は2年間でありませんでした。
進研v模試では3年の第1回と第2回を受けました。
1回目の偏差値は5教科総合68でした。
内訳の偏差値は国語が67(得点は92)
数学が63(得点は88)
英語は66(得点は88)
社会は68(得点は94)
理科は71(得点は85)
2回目の偏差値も5教科総合は68でした
内訳の偏差値は国語は73(得点は100)
数学は60(得点は64)
英語は67(得点は94)
社会は68(得点は95)
理科は64(得点は73)
よく模試の成績と学校の成績が見合っていないと言われます。学校の定期テストも結果はいいのです。(副教科もそれなりに取れているはずなのですが)
副教科は技能の観点がcなのでどうしても3となってしまうのです。
あと私は根っからの文系の男子です。
こんな私に見合った高校を教えていただけると幸いです。
p.s. 追伸失礼します
私は京都乙訓通学圏に在住しており、
私立高校なら府外も構いません。自分の中で志望校は絞れており、その旨をここで書かせていただきます。
立命館、同志社、関大附属、京都教育大附属、嵯峨野(普通科、こすもす共修)、山城(文理総合)、桃山(普通科)、洛南(海)、紫野(アカデミア)辺りを見ていただけると幸いです。
(学科の指定がないところはどこの学科でも構いません)
私立は専願の場合と併願の場合を教えてください。因みに進研v模試の志望校判定で上記は全てBかAでした。要望が多くなって申し訳ないのですか、できれば私立の「滑り止め」といった高校はどこがいいでしょうか。
長文失礼いたしました。
あっと返事に1ヶ月かかってしまいました。すみません。
1,2年の成績はもちろん、模試の結果もとてもいいですよね。学校成績と見合ってなくても問題ありません。学校の成績は態度とか、先生の好き嫌いとかが思いっきり反映するので、純粋な実力は模試だと思ってもいいです。学校の成績を上げるには、提出物や授業態度といった一つの処世術が求められますが、それは徐々につけていけばいいでしょう。34取れるならひとまずOKだと思います。
あと、数学の偏差値が60以上とれてて、2年で4も取っているのに自分を「文系男子」なんて勝手に規定してはいけません。それは自分の可能性を狭める行為なので今日からやめましょう。”文系マン”なんてネームも今すぐ捨てましょう。「文系」「理系」なんて分け方は高校まで。仕事を始めたら、どんな仕事でも数学的思考ができる者が勝っていきます。これだけちゃんと文章が書けるのだから何の問題もないし、数学を伸ばしましょう。僕も中3のときに同じようなことを考えていて、無意識的に数学の苦手意識を持ったので後悔しています。あなたも本当は数学の面白さが理解できるし、得意になれると思いますよ。
試験当日は、緊張感もあって、時間もないしパニックになりやすいです。そんなときに数学の苦手意識を持っていたら、焦りや不慮の事態に対応できず想像以上に悪い点を取ってしまうことがあります。何人も見てきました。受験でも何でも、どちらかというと敵は自分の中の精神にあるので、数学の面白さとできる実感を噛み締めて、少しでも楽しくやろうとするクセをつけてくださいね。
さてその成績において、志望校でかなりキツイところは洛南(海)と嵯峨野の普通科。洛南は単純に合格ラインが高いのと、嵯峨野普通科では評定のハンデが大きくなり普通科共通試験では差が生まれにくく逆転しにくいからです。嵯峨野こすもすなら、努力次第で合格率33%くらいまで高められると思います。
立命や立宇治、同志社(全て普通のコースの場合)くらいだったらこっから全力で取り組めば合格できますよ。夏休み終わったのだから、あとは1日7~8時間くらいちゃんと勉強すればいいでしょう。少し短いと思うかもしれませんが、高校受験なのでそれくらいを集中すれば十分です。勉強方法は、この記事の他の人への回答や塾の先生のアドバイスに従ってください。関大付属はよく知りません。
私立は専願の場合と併願の場合を教えて、とのことですが、このあたりの高校だと合格率はあまり変わらず、専願の方が少し合格しやすい、くらいの気持ちでいいです。
ざっくりですが、しっかり”今から自分の全力を尽くせば”、同志社や立命なら合格率は50%を超えます。本気で入りたいなら専願、公立に本気で入りたいなら併願を志望してください。合格率が50%じゃ少ないと思いましたか?100%しか安心できない人は成長しません。少ない可能性でもチャレンジできる人間が素晴らしいし、将来のリーダーになれるわけです。がんばってください。
公立は、桃山普通科は余裕です。紫野アカデミアも対策したら自信持って受けれます。山城文理総合も堂々と受験できます。これらは十分に合格者の資格を満たしているから自信持って受験勉強し、受けてください。
嵯峨野こすもすは、模試ではBかAだったかもしれませんが、そんなに合格率が高いとは思いません。1,2年は同じくらいの成績で、3年12月期に成績が大幅アップして9教科41を取った生徒は、こすもす受けていい点数取りましたが惜しくも不合格でした。しかしもし本当に行きたいなら、「自分には無理だと思うから」なんて理由で志望校を変えるような人間になってはダメです。逃げずに受けてくださいね。
私立の滑り止めは大谷マスターをおすすめします。大谷マスターは進学率もよく、もし落ちてもコアで合格できるからです。大谷を受けていれば「行く高校がない」ことには絶対になりません。大谷マスターは結構難しく、落ちてコア合格の生徒は多いです。マスター落ちてガッカリして、悔しさをバネに第一志望の嵯峨野こすもすに合格した生徒もいます。
総括として、この成績と模試判定、そしてしっかり現状を自分の言葉で伝えられる様子を見ると、あなたに必要なのは「どこに行けますか、合格できますか」という質問でなく、自分の意思で明確に「ここに合格したい」と決めて、「どうやったら合格率を1%でも高められますか」という質問になってもいいですね。質問で挙げてくれた高校を早く一つ選んで、合格のために逆算した行動を取り、また質問あればしてください!
こんにちは。現在中学三年の子を持つ母です。うちの子は、水球をしておりまして、進学は大谷高校に行きたい。と言います。
ですが、成績は9教科で20、5教科で10しかありません。
模試は、偏差値39です。
塾も個別で数学、英語はECCで習っていますが、まったく成績は上がらずです。行きたい高校があるのに、勉強に気が向きません。
今後夏休みを迎え、どうしていけばいいのか、親としてわからず悩んでおります。現実的に、この成績で行ける高校はあるのでしょうか。
また、大谷を目指すには、何をすればいいのでしょうか…
何かアドバイスいただけたらありがたいです。
コメントありがとうございます!!
大谷高校への第一志望の意思があることは素晴らしいですね!
もう受験間近ですし、少しでも合格率を高めたり学力を向上させる動きが必要です。
こうして真剣に考えてご質問いただけることはありがたいですし、本人も明確な意思があることは素晴らしいと思います。
さて、今はなぐさめられても無意味な時期なのでハッキリ言うと、9教科20の場合、現在の大谷高校インテグラルコースへの合格率は0.1%ほどでしょう。つまり、1000回受けたら999回は落ちます。しかし1回は合格するので夢があると思います。
大谷高校は9教科27でも不合格になる人が多いです。人気校で私立の中でも難易度高いので、大谷受験の場合は私立を必ずもう一校受けることが大切です。
したがって、「かなり厳しい戦いである」ことを認識して受験しなければなりません。逆に言うと、もちろん安全対策を練った上で、それでも0.1%にチャレンジするのなら、その精神力、ブレない気持ちは大物です。全力で応援します。
本気で今から逆転合格を狙うとすると……、英語の成績があまりよくないなら、まずECCは辞めましょう。ECCは受験問題のプロではありません。必ず、塾の受験用英語教材で学ぶ必要があります。ECCは素晴らしいのですが、今は英語の素晴らしさとか英語を話す機会とか英語の奥深さとかは何の価値もありません。この成績で大谷を目指す場合に必要なのは「成績上げる、結果出す」ことだけです。どうしても通いたければ合格してから通ってください。(もしお通いのECCが特別に受験対策の充実したところでしたら、問題ないと思います)
そして、今の状態で夏休み中に必要なのは受験勉強ではありません。成績を上げる勉強だけが必要です。つまり、受験問題には一切手を付けてはいけません。むしろ年が明けるまで過去問とかは見ないでください。
なぜなら受験勉強の何百倍も、学校の成績を20から一つでも伸ばすことの方が大切だからです。大谷合格には、最低でも9教科27は必要だと考えてください。なので年内は、全教科で3、もしくは4と2が混ざって27を目指します。だから3年になってから学んだ範囲を総復習しておき、年末に出る2学期の成績を高めることに集中します。
最も大切なのは本人がその目標を認識することです。9教科が20なら合格率0.1%です。しかし23になると1%くらいになるでしょう。3上がるだけで合格率10倍です。それが25になると、10%にはなるでしょう。それが27になれば50%近くには上がります。データは嘘をつきません。
合格率を上げるには、上のように成績を上げるしかありません。合格率0.1%で受験するより、1%や10%で受験したほうがいいですよね。落ちたとしても、実力がついているのだから何の損もありません。
もし本人に、今の厳しい状況でも頑張る気持ちがあるなら、こういった具体的な数字を毎日意識して勉強しろと伝えてください。成績に反映されなかったとしても学力がつき、何より勉強の意識が変わります。しかしもし、「それなら違う高校でもいいかも」と言った場合は、無理せず違う高校を受けさせてください。
また、三者面談ではほぼ確実に担任の先生から「無理だから大谷受験は辞めなさい」と言われるでしょう。もし「苦しいけど頑張りなさい」と言ってくれる先生だったら、稀に見る素晴らしい先生です。
ほとんどの教師は生徒のチャレンジを嫌います。全員が第一志望合格しました、という方がいいので、優等生以外の第一志望はなるべく下げてやろうと考えています。しかし、もし否定されても無視して受験してください。
そこで大切なのは2校目の私立です。もし大谷高校にチャレンジするなら、2校目の私立は安全圏の高校を受験してください。2学期で23~24くらい取れると大きく可能性が広がります。もし20だと、確実に合格できる私立は1~2校に絞られます。
「大谷に落ちても、ここで高校生活を送ろう」と思えるセーフティネットを確保してから思い切って大谷にぶつかることが大切です。逆に言えば、セーフティネットさえ確保すれば別に堀川や嵯峨野が第一志望でも何の問題もありません。
基本的な考えは以上のとおりです。もちろん受験までに志望校の変更はあるかもしれませんし、それはそれで自然なことですし、その都度目標値を修正しながら頑張るだけだと思います。具体的な勉強方法は、ぜひ塾の先生と相談の上進めてください。
個人的には、中学生が合格率の低い高校にチャレンジすることが大好きですし、そういった気持ちがある人の方が将来活躍できます。実際、上を目指せば自分の力も上に引っ張られます。応援しています。
今年度受験生です。
今はまだ確定していませんが、日吉ヶ丘高校を考えています。
成績はオール3のちょっと上くらいです。
日吉の成績はどのくらいが目安なのでしょうか?
模試はこれからV模試と五ツ木模試を受けます。
これからどのように受験勉強と学校の勉強をしていったらいいのでしょうか?できれば詳しく教えていただきたいです。
1・2年の範囲は少ししか覚えている自信しかありません。
まずは少しでも成績を上げたり、英検をとったりできるように頑張りますが。
日吉ヶ丘は9教科の評定で30は超えたい感じですね。評定に関しては主要5教科でも副教科でもいいんで、4をプラス3つくらいとれるように、もし既に取っていたらさらに1~2伸ばせるように頑張ってください。
ひとまずは夏休みまでは学校の勉強だけ頑張る、夏休みからは、
– (主に数英理社)1,2年の範囲復習
をコツコツ問題集解いてやるべきですね。塾にいるなら塾のテキスト、入ってないなら過去の学校ワークを引っ張り出して頑張るのがいいと思います。何もなければ仕方がないので本屋さんから買ってくるしか無いですが、いい問題集は少ないのでヤフオクとかで塾テキスト買うのもいいんじゃないでしょうか。
それをやりつつ、
– 公立中期の過去問
を赤本買って少しずつ解いてください。例えば理科の「光と音」の範囲を復習したら、公立過去問の同じ場所を解いてみる、とか。分からないところは学校の先生に聞いたりYouTubeで解説探したりしましょう。
これの繰り返しをとにかく夏休み終わるまでやることが大事ですね。頑張ってください。
今年受験を控えているものです。
ほとんど3で1個か2個実技教科書に4があるくらいなのですが、
同志社高校に行きたいです!
いけるでしょうか?
また、どのように勉強をすればいいでしょうか?
できれば詳しく教えていただきたいです。
お願いします。
こんにちは!いけますよ。
一般入試で、成績が全部4とか5の生徒に勝てば合格します。逆に、負ければ不合格です。シンプルなことです。
勉強は、とにかく学校の成績を、3年2学期(12月末ほどで出る成績)の主要5教科で最低でも全部4を取ってください。比較的得意な教科は5を取ってください。今はほとんど3かもしれませんが、同志社高校に本当に行きたいと強く願っているなら絶対に取れます。9教科合計で最悪でも36(全部4)はお願いします。もし取れなかったら、仕方ないのでその数字のまま受けてください。
それをクリアすることだけを考えて、夏休みに、
1. 公立高校の過去問(まず中期。終われば前期)を1年ずつ5教科全部解く(まだ習ってない部分は除く)
2. 間違えた部分を、学校の先生に聞くか塾の先生に聞いて全部理解する。
3. それを中期と前期5年分ちゃんとやる
4. 1~3を3回繰り返す
これを夏休みから初めて、10月末までに終わらせてください。8, 9, 10と3ヶ月あります。理解できるまで決して逃げずに最後までやってください。習ってない部分はいいです。飛ばしてください。
👆と並行して、細かい苦手な分野(英単語や歴史の年号、漢字など)は完全に潰しておいてください。プラス、夏休みからは五木かVもしを全部受け続け、終わったら解答を見て間違えた所全部教えてもらうなどして解決してください。
そして、11月と12月で同志社の過去問を5年分終わらせます。公立入試や模試の理解度が高まっていればついていけます。やることは公立と同じです。3回やってください。
1~2月はその時の状況に応じて苦手分野など必要な部分を埋めていけば大丈夫です。
受験学年を通して決して、複数の問題集に手を出さないでください。特に市販の問題集は買わないでください。塾に入るか、なんとかして自分で塾用のテキストを手に入れてください。
https://takakurajuku.jp/jukutext-availabletext
なんとか評判のよい問題集や全教科3年分手に入れて、問題集はこれだけを潰してください。他の教材は一切触らないでください。そんな時間あればその問題集をもっと完全に解いてください。
12月ごろには、すでに同志社の過去問を終え始めて、もう少し難易度の高い問題集が必要に感じると思います。そのときにやっと別の問題集を1冊買ってください。数英くらいで大丈夫だと思います。
頑張ってください。かなり余裕で合格すると思います。もしこれでも不合格だったら、入れる高校どこでも入って大学から同志社に入るかもしくは更にパワーアップして京大くらいに入ってください。
来年受験を控えている子供の保護者です。かなり、厳しい成績です。5教科11,9教科23。英検3級取得。
進研V模試での偏差値は47,
志望校の本命は、北陵高校。併願は明徳高校にしていたのですが…今になり京都学園の進学コースを受けたいといい出しました。学校では、学園は無理です。と言われています。行ってる塾では、明徳ではなく京都学園を…と言われています。こちらのブログは、ちょくちょく見せて頂いておりまして、ご意見を参考にさせていただきたくメールさせて頂きました。
コメントありがとうございます!
京都学園は、通常は3年12月期において9教科で27が目安として求められます。ただ、もちろん当日の頑張りで合格を勝ち取る生徒もいます。したがって一般(併願)で受験してもOKだと思います。
しかし可能性は高いとはいえないため、もし併願で学園を受けたい場合は、1.5次や2次で明徳か、もしくはもっと余裕がありそうな私立を受けておく必要があります。このセーフティネットなしに学園だけを併願で受けることはオススメできないかな…、と思います。
大人が何を言っても本人の意思が最も大切ですから、「合格率は低い」ことを本人が自覚し、不合格になったらどんな進路が想定されるかを考えて納得し、それでも受験したい場合は、受験させるべきです。
ただ学校の先生からするとヒヤヒヤして認めにくいと思うので、気持ちをしっかり説明し、2次試験などで他校の私立も受験したい旨を伝え、もう一度話し合ってみるのがベストかなと思います!