京都府の高校入試、受験生の本番は2月から3月です。高倉塾の塾生はほぼ全員が志望校が固まっており、彼らの実力をアップさせ、合格まで導くことが絶対的な仕事です。
当然、今の時点から運営側は常に「合格させられないのではないか」と不安と戦わなければなりませんし、それを払拭するために例年以上に充実した入試対策を提供しなければなりません。
「少しでも塾生の合格率を高めたい。不合格の要素を全部潰したい」
そう考えるときに頼りになるのは、英語長文読解の力です。
度々書いていますが、英語長文は確実な得点源であり、誰でも稼ぎ頭として成長させることができる教科です。さらに、英語長文を読む力は入試だけにとどまらず、大学入試はもちろん、社会に出てからも永遠に輝き続けます。
【専門学科】に合格したければ、今日から毎日英語を勉強せよそのため、受験生の英語トレーニングとして一部塾生に10月中に英語長文の9年分過去問を全てクリアさせる課題を与えることにしました。10月に公立普通科の過去問を9年分こなせたのならば、普通科の受験はかなり楽になってきますし、11月からはさらなる応用英文を読み込むこともできます。
京都府の公立高校、中期選抜の過去問を9年分、冊子にして渡します。
英語の個別指導とは別に、これを実力として消化するための課題を与えます。
- 長文過去問を読み込み、解き、丸付けを行う
- 週末に教室に提出する
- 間違えた部分や意味が分からなかった長文の解説を受ける
- 1から3のステップが終われば、スヌーピーもしくは魔女の宅急便の認定スタンプを押してもらう
京都府の英語長文は、2種類の英語長文を読ませる問題構成になっています。エッセイのようなものであったり、留学生と高校生の会話文であったり、いずれにせよ定期テストではあり得ない長さの文章を2つ読まなければなりません。
中には図表が挿入されており、英語長文の内容を理解した上で表を読み取って正確に解答するような、本当の読解力が求められます。つまり、よくある「何となく意味が理解できた」だけでは絶対に全問正解ができないような構成であると言えます。
実際に毎年解かせてみても、堀川探究や嵯峨野こすもすに合格していった塾生ですら、この普通科の英語長文を深い部分まで読み取り、パーフェクトに解答できることはありません。そういった部分にこそ上達の秘訣が隠されているので、普通科の問題はいかに深く噛み締めて学ぶ価値があるかが分かります。
個別の長文解説を挟むことで、「何となく読めた」状態を卒業してもらうことが大きな目的です。
1年分で2つの長文があるので、9年分だと18の長文でトレーニングすることができます。一日1つを完全に終わらせるだけで、たった18日で終わります。サポートがある限り、高校入試は本当に簡単ですね。
それぞれのペースで任せることとしますが、少なくとも普通科以上の難関高校を第一志望にしている塾生は、10月終了を目標にしてもらう予定です。もちろん、事情があり多少遅れても誤差の範囲です。
授業以外の長文課題をやる以上、いつも行っている個別指導の英語授業に関しては、文法を重点的にみっちり行うようなスタイルに変更することも考慮に入れています。文法の理解が深まれば、長文読解もスラスラと捗るようになるでしょう。
スムーズに進んだ塾生であれば、10月に普通科の長文はある程度完全に対策が終了するので、11月からは、下記のような種類の長文対策に進むことができます。
- 山城文理総合
- 紫野アカデミア
- 桃山自然科学
普通科の長文がしっかり読めてきたら、このあたりの過去問は恐るるに足らずであり、詳しい解説も提供できるので安心です。志望校レベルがさらに高い場合ならば、ここが終われば、
- 堀川探究
- 嵯峨野こすもす
- 西京エンタープライジング
- 灘や開成など、さらなる難関高の英語長文
へと2月までに余裕を持って突き進んでいけるでしょう。毎年、4つ目のレベルまで進む塾生はいます。今年も英語に関心のある塾生には、そこまで味わって欲しいと思います。
最後まで、必ず合格までリードできるようにします。