結局は目的意識の強い生徒の成績が伸びる。目標評定を書いて提出してもらい、個別に話す取り組みを開始しています

やっと8月が終わります。夏休みは一年で最も効果的な勉強ができる期間であり、塾でも最も忙しくなる期間です。そんな中でも、実際の感覚に加えて各塾生の報告を見る限り、学年を問わず一定の成果が得られたと思います。


さてそんな期間についてですが、中1、中2の塾生には今後の目標評定などを書いて提出することを求めています。これは夏期講習会からスタートし、定期的に行っていく『ソフトスキル養成講座』の一環であって、まずは手始めに下記の事柄を書いて提出してもらっています(こちらで作った動画を見たあと)。

  • 1学期の9教科評定
  • 2学期の目標評定
  • 成績を伸ばすために改善できると思うところ(自由記述)

中学生の段階では、あまり複雑になると何も考えられなくなってしまうため、あえてシンプルな事柄を自分で考えて提出してもらうことにしています。

『ソフトスキル養成講座』の意図と目的

こういった勉強に直接関係のない講座を設けたことには理由があります。長年に中高生を観察していると、

自分の現状や目的意識のはっきりしている生徒は、成績が伸びたり難関校に合格する可能性が明らかに高い

ことがはっきりと分かるようになりました。ここから導かれる残酷な事実は2つ。

  1. 上記が著しくできていない生徒には、何を吹き込んでも成果を上げることは不可能である
  2. 逆に、それができている生徒は、正直いって塾が何もしなくてもある程度は伸びる

つまりは、勉強を教えるよりもまず、「自分の現状や目的意識をはっきりさせる」ことが成績を高めるスタート地点として相応しい可能性が高いです。個別指導によるお勉強はあくまでもスパイスであって、材料を直接素晴らしいものに変えていこうという発想です。


作成した動画内でも、この重要性について話しています。今までの先輩たちを見ても、劇的に成長した人は全て「これくらいの成績が欲しい」といった目標を持っていたことを簡潔に伝えられるようにしました。

これを観た&聴いた上で用紙を提出してもらい、その後に個人で今後の勉強について話をする時間を設けます。こういった取り組みを継続して行うことで、少しでも理想的な生徒像に近づいていって欲しいと思います。

実際に提出してもらうと、目標評定はもちろん、「それに向けての改善策」も意外とよく書けているので、あとはそれを後押しできるように働きかけるのみ。

中3について

中3も同じく行う予定ですが、現在は入試教材の追い込みや模試フォローアップにおける解き直し、さらに定期テスト対策などがあり、キャパシティオーバーしそうなので少し遅れて実施していくことにします。

受験生のテキスト学習計画を作成しました。『シリウス まとめと完成』を年内に終了するスケジュールです。 『模試フォローアップ講座』始まってます。解説動画もつけて曖昧部分を潰していく

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