2023年、自習スペースのルールを厳格化しました。より緊張感を持った教室づくりを目指します。

高倉塾には広い自習スペースがあり、そこで自習をすることはもちろん、毎回実施の小テストを受験するような、成績向上と志望校合格にとって貴重なスペースになっています。


そして年々髙倉塾生のモチベーションも高まってきており、

  • 真剣に打ち込んで、もっと成績アップを目指したい!
  • 現状では不可能な志望校に合格したい!

と願うケースの割合も非常に大きくなってまいりました。塾としては、絶対にその思いに応えたい


そして講師陣からの提案もあり、日に日に、


「そのためには、おそらく今よりもっと張り詰めた雰囲気を作り、さらに目標に向かいやすい環境を作ることが重要であろう。それにより塾生の向上心を刺激し、高いレベルの志望校へ合格させたい


との思いを強くしていました。そこで8月に入るこのタイミングで明確にルール化し、すぐに実行することにしました。


上を目指す人間にとって、上を目指す場所にいくら緊張感があったとしても、それは自分のためのプラスにしかなりません。純粋に成績を高め、志望校に合格するための自習スペースにしたいと思います。

採用する自習スペース・ルール

受験生はちょうど公民を勉強していて、憲法や法律などを学び始める時期ですね。自習スペースにおけるルールに関しても、全員が守って集中できる空間にできるよう、法律によく見られるような、格式高い文言とフォーマットで作ってみました。


なかなかこういった文章がすぐに頭に入らない塾生もいるので、そのあたりは個人個人に説明しつつ、全員が理解できるように見守っていきたいと思います。


こちらの用紙は、塾生一人一人に配布を始めています。施行日は8月1日です。フレッシュに8月をスタートしよう!

前文

全て高倉塾生は、ここに掲げる法を遵守し、自らの目標達成のために自習スペースを活用する権利を有する。その環境の享受に対し、何人もその権利を妨げられないことをここに宣言し、この利用法を確定する。

前文

高倉塾に通う塾生には、成績アップと志望校合格に向けて素晴らしい環境を提供したいと思います。


高倉塾生の全員にその権利がありますし、逆に塾側としては、その環境を提供する義務があります。そのために必要なルールを設けているのだよ、という宣言です。


ここからは少し厳しいルールもありますが、「これは全て塾生たちのためのルールである」ことは間違い無いですし、そう思ってルール遵守をしてほしいです。


実際、このルールが守られる自習スペースは、高い目標を持った人には最高の環境になるはずです。

第一条 私語の厳禁

自習スペースでは、他の塾生と一言も話してはならない。「テスト範囲はどこであったか」「教科書を貸してほしい」など勉強への関連の有無に関わらず、一切の例外を認めない。

第一条

基本中の基本。例外を一切認めないことで、曖昧なルールや雰囲気になることを事前に防いでおきたいと思います。


誰もが他人に惑わされず、自分の目標に向かえる自習スペースを作りたい。

第二条 スマートフォン及びその他電子機器の電源OFF

自習スペースでは、スマートフォン及びタブレットその他電子機器は常に電源を切り、バッグの中に収納しなければならない。ただし、下記双方に該当する利用機器に関しては、この限りでない。

・保護者への連絡や問題演習など、正当な目的につき利用が不可欠であること

・講師の事前許可があること

第二条

スマートフォンの電源OFFも、これは譲れない絶対条件でしょう。スマートフォンは、今時の中学生の集中力を際限なく奪ってしまいます。電源が入っていなかったとしても、目の前にあったり、その存在を意識するだけで勉強のパフォーマンスを下げている可能性があるという説は、私はけっこう信じています。


これはとても怖いことですし、この状況ではいくら勉強しても効率も上がりません。電源を切り、バッグの中に収納しておく。これを徹底してもらいたいと思います。


正当な理由があれば、講師に事前に一言伝えるだけで利用できます。

第三条 飲食物

自習中の水分補給は、補給ごとにバッグから取り出す限り、これを妨げない。食品に関しては、休憩室において許される。

第三条

水分補給に関してはもちろん自由です!しかし机の上に出すのではなく、バッグに閉まっておいてその都度取り出すように周知していきたいと思います。邪魔になるし、倒してしまう可能性もあるからですね。

飲料もこだわりたいが…
assorted beverage bottles

可能であれば、「お茶と水のみ!」といったルールも追加したいところでした。


中学生はすぐに炭酸飲料とか、甘いカフェオレのようなものとか、砂糖が大量に入って血糖値をスパイクさせるようなものばかり飲んでしまう傾向があります。


健康にも強く悪影響ですし、集中力の面でもネガティブな影響があります(急激に低血糖となり、結局は集中力が下がる)。


今回はそこまでプライベートに介入はしませんが、ご家庭においてもぜひご指導ください。

お腹がすいた際の、おにぎりやカロリーメイトのような軽食は休憩室でいくらでもどうぞ。

第四条 調べ学習などの事前許諾

講師の事前許可なく、問題演習や暗記に関わらない調べ学習やその他課題に取り組んではならない。取り組む際は、講師と相談のもと決定した、一回につき最大30分間の制限時間を超過してはならない。

第四条

自習スペースは、基本的には「問題演習」「それに対して必要な質問をする」ために利用してほしいと思っています。それこそ、成績アップと志望校合格に1番効果的だからです。


しかし最近だと、「色々と検索して情報を引っ張ってきて、それをまとめる課題、調べ学習」が増えてきています。確かに、こちらも学習にはとっても重要ではありますが、想像以上に時間を使ってしまうという大きなデメリットがあります。

問題演習はページが終われば終了ですが、調べ学習を伴う課題は、「もっと良いものを!もっと詳しく!」とか考えるとキリがないからです。

そこで原則的には禁止しつつも、どうしてもやりたい場合は講師の事前許可を得てもらいたいと思います。


ただ、やっぱり時間を浪費してしまうことは避けたいので…., 最大でも制限時間を30分とします。スパッと切り替えて問題演習に取り組んでもらえるようにします。

第五条 副教科の学習

自習スペースにおける副教科の学習は、これを認めない。

第五条

少し厳しいかな、とも感じて少し躊躇しましたが、これも一旦例外なく禁止することにしました。


理由としてはやはり調べ学習と同じで、副教科は「あれこれを調べて書いてみよう!」系の課題が多く、自習スペースを使って講師サポートのもとに行う優先順位が低いと判断したからです。


もちろん、副教科の成績は決してバカにできませんし、むしろ公立入試にとって大切なものであります。暗記するだけで良い得点が取れるケースも多いです。


しかし、副教科に関しては

  • 普段の学校授業
  • 隙間時間
  • 家で寝る前に行う

などの工夫をすれば十分であると思います。「塾では副教科の勉強ができない」という制約が、「なら学校の授業で集中しなければならない」というポジティブな影響に変換されることを狙っています。


これについても、しっかり意図を徐々に浸透させていきたいと思います。

第六条 講師への質問

講師への質問は、これを奨励する。ただし、自習スペース外にて、講師のもとへ自ら歩み寄って行わなければならない。

第六条

講師にはどんどん質問しましょう!自習における質問対応は、個別指導塾のサポートにおいてとても重要ですし、前向きに勉強しながら質問にきてくれることは嬉しい限りです。


ただし、他の人の邪魔にならないよう、自習スペースを出て講師に聞いてくださいね。

第七条 罰則

第一条から第六条に掲げる事項につき、講師及び教室運営者から違反を指摘された際は、一度目に戒告、二度目に警告を受ける。三度目は三者面談が実施され、今後について議論される。

第七条

うっかりしてたとか、きちっとルールを読んでなかった、などで違反してしまうこともあると思います。そんな中で、すぐに「出ていけ」とか「やめろ」とかは言いませんので安心してください。


一応は第七条にて定めてはいますが、この『自習スペース利用法』は厳しいものの、あくまでも塾生の利益になるように制定されています。「私も頑張るぞ!」という気持ちで、自分なりにしっかりルールを守ろうとしてくれれば問題ありません。

さぁ、目標のために勉強を頑張ろう!

今後も、塾生のために良い雰囲気ができるよう、システムやサポート内容を考えて実行していきます。


「この志望校に合格したい!」とか、受験生でなくとも「これだけの成績をあげたい!」という想いがたくさんある場所ですし、塾としてもそれに応えなければならないプレッシャーもあります。


個別指導をベースとしつつ、自習スペースなどの充実も塾の大切な役割だと思っています。


また「このルールは変更が必要である」と判断した場合は、ルールを改正したいと思います。何か意見があればいつでもお知らせください。

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