一部生徒にずっとStudyplusで勉強時間を記録させていますが、我らの生徒だけあって張り切って勉強時間を伸ばそうとチャレンジしてくれています。
- 一人一人の勉強時間とその内容を毎日確認する
- 勉強記録に「いいね」を押したりコメントを残す
- 勉強時間を伸ばしている子は賞賛する
こんな流れで欠かさず見守っていると、特にテスト前は底力を発揮してくれるものだと分かりました。
中学生が到達できるだいたいの「1週間あたりの勉強時間」を把握したのでまとめます。中3生、つまり高校受験生に絞って書きます。
勉強時間のカウントルール。
- 「学校以外で行った、すべての勉強時間」をカウントする
- 勉強の開始と終わりにStudyplusでストップウォッチを押して計測
- 計測し忘れたら後で手動入力OK
- もちろん塾の授業時間もカウントする
一言で言えば「学校の授業以外の勉強時間は全部カウント」です。
目標が高かったり、集中力を持っている高校受験生は1週間に40時間の記録を叩き出します。
30時間が限界かな、と思っていましたが、土日にちゃんと集中できる生徒ならば上のように1日8時間は勉強できています。高校生とか大学生になると1日12時間くらいなら勉強できるようになりますが、高校受験生が一日8時間勉強したら、それで十分です。
この表は木曜から水曜までの1週間のデータですが、真ん中の土日は9時間勉強してる日もあります。1週間に40時間近く勉強するためには、土日で8~9時間行うことが必須です。
現状の学力と志望校レベルのギャップがどれくらいあるか、にも左右されますが、一般的に「今からガラッと毎日を変えなければ合格しない!」といった状況がある場合は30時間くらいを目標にして勉強することが理想ではないでしょうか。
例えば「オール3だけど紫野とか山城など人気校に合格したい」とか考えている場合は、それくらいを最低限として考えても良いでしょう。
1週間に20時間ということは、1日3時間くらいのペースで勉強する計算です。これは普通の中学生からすると悪くない数字です。「現状の成績が高いので、志望校の合格は固いだろう」とか、「部活を中心に頑張りたいし、そんなに勉強ばかりに時間が取れない」といった状況であれば、1週間に20時間もあれば十分です。
ただ、現状より上のレベルを目指す必要がある場合は、かなり少ない勉強時間だと言えます。この辺りは塾生ごとの目標や現状を考えた上で調整していきたいところですね。
だいたい、中1でしっかり勉強習慣がついてきた子は20時間くらいになってくるイメージです。
ここ1ヶ月くらいは「勉強時間」にフォーカスしてデータに向き合ってきましたが、テストの結果を出したり模試の成績を伸ばしていくためには、つまり志望校合格のためには….
まず勉強時間から伸ばしていかないと絶対に現状が変わらない
ことに間違い無いです。その後、「何をやるのか」を丁寧に指示して勉強を頑張らせていくことが必要になっていきます。勉強効率を高めるのは、勉強量を増やした後ですね。