最近、もっと教室全体というか、生徒の勉強自体をもっと刺激的にして、勉強量を伸ばしたいなと考えています。高校受験はもちろん、高校生は大学受験を念頭において考えなければならないし、そうなると成功の分岐点になるのは勉強習慣とか勉強量です。
その施策の一つとして、Studyplusという学習アプリを取り入れてみようかなと思っています。
これは結構有名なアプリで、難関大学を目指す高校生は高い確率で使っています。髙倉塾の大学生講師に確認しても、半数以上は使ったことがあるようです。
これは、単純に勉強を記録していくことで勉強ログが貯まり、様々なデータやチャートを見ることができるアプリです。これを使うことにより、自分の勉強を客観的に見つめ、また目標に向かうモチベーションを維持してくれます。
個別指導塾としてStudyplusを活用するために、下記のような応用が考えられます。
- 1週間の勉強目標を担当講師と相談、アプリで設定し、定期的に振り返りつつ達成を祝福する
- 勉強内容や勉強の偏りをチェックし、指導に活用する
- Studyplusのデータを見て称賛し、モチベーション継続につなげる
これだけでも、たくさんの勉強時間が生まれるでしょう。実際に1週間ほど前からアプリをインストールしてもらってますが、1週間の勉強時間が20時間を超えている生徒も出ています(学校の勉強を除いた時間)。
勉強記録はシンプルで、アプリを起動して、勉強の最初と最後にストップウォッチを押すだけ。これは面倒な記録を簡単にする効果もありますし、アプリ内のストップウォッチやタイマーを使うことで時間を意識して問題に取り組ませることができます。
これだけでも効果的ですが、塾と連携できる機能を使って、教室で一括の勉強データを管理し、指導に活かすことを考えています。生徒のアカウントと塾を連携させると、彼らの勉強を各講師が把握できるようになります。
このように、生徒の勉強時間ヒートマップはもちろん、勉強内容やその割合を見て、本人と話し合い、学力向上のためのアドバイスを送ることができます。これは、常に彼らの目標について考えて軌道修正しなければならない塾の運営側からすると、けっこう貴重な情報になりそうです。
そして、生徒の勉強ログはSNSのタイムラインのように流れてくるので、その記録に対して講師がどんどんコメントできるようになっています。
これは彼らの恒常的なモチベーション形成にたいして大きな影響のあるもので、大きな効果と可能性を感じています。各生徒の目標に必要とされる勉強時間をきっちり取れることは、志望校合格の可能性をより確実なものとできます。
ログを記録する際は、できるだけ写真やメモもアップするように伝えているので、講師が閲覧し、次の授業の参考にすることができます。自習で解決することもできますし、ピンポイントで改善点を把握できるのはかなりやりやすいです。
1~2ヶ月は一部生徒で試験的に導入してみて、実際に勉強時間が伸びたかどうか、髙倉塾としてのシステムにフィットして継続活用できるかどうかを判断します。