夏期講習会は『キー・ポイント集中個別指導』にて、中1から弱点克服や補強のための個別指導を行なっています。
生徒を塾に預けていただき、夏期講習にご参加いただいている保護者の方への説明としても、この意図や内容をしっかりご説明しておきたいと思います。
夏休みに限らず、春休みと冬休みについても着目すべきポイントは、
その期間前後は学校の授業が進まないため、復習や弱点克服に時間を投資できる
ことに尽きます。中1から高校受験を意識して指導を続ける以上は、この点はとても気になる部分であって、手を抜くと一気に不安になってしまうポイントです。
受験生(中3)にとっては言うまでもありません。これからは長期にわたる入試対策を行う必要があります。秋以降の難問演習のためにも、基礎分野だけに集中して穴を埋めてもらわないことには、志望校合格を望むことは難しいだろうと考えています。
夏休みのうちに5教科の全てを完全に学習することは不可能ですから、優先順位の高いものから取り組むことになります。
高校受験においても将来においても、高い優先順位を持つのは圧倒的に数学と英語です。季節講習会の個別指導としては、数学と英語の復習は確実に潰しておきたいという気持ちがあります。
事前告知の通り、夏期講習の目玉としての個別指導は、重要単元をピックアップし、塾生ごとに全ての授業のスケジュールを組んでいます。
この内容は各塾生をタイプ分けした上で、その個人に沿った苦手単元の個別指導を夏休みを通して受講できるようにしました。つまりカリキュラムはオーダーメイドです。
その教科に少し苦手意識があり、復習すべき単元が多い塾生ならば、前の学年の範囲の授業が多くなります。逆にその教科が得意であれば、先取り学習の割合が大きくなります。
塾として、
- 「この塾生はこの単元の完成度がまだ低い」
- 「この塾生は、あとはここを抑えるだけである程度は基礎ができている」
などなど、これから先にも参考になるデータを残しておきたい意味もあります。これらはもちろん、終了後に保護者の方へ送付します。
全て、中1であろうと中2であろうと、受験期に思う存分に上を目指せる基盤を、少しでも長期休暇で整えられるようにしたい意図があります。
加えて、中学校の定期テストにおいても、学校によっては復習分野でかなりの点を占めることも珍しくありません。
近隣の上京中学校の数学では、20点ほどが前の学年の範囲で構成されていることを確認しています。入塾間もなく復習が不十分であると、極端な話、80点満点で戦うことになりますし、とても苦しいテストになった人もいるでしょう。
このような穴をカバーすることを目標に、学年問わず夏を過ごして欲しいです。必要なのは派手な応用ではなく、基本とそして復習に次ぐ復習だと思ってください。
この個別指導が一通り終了すると、記録された単元ごとの完成度に基づき、確認テストを行います。完成度が他よりも低かった部分を重点的に炙り出します。
利用テキストは『新中学問題集(標準編)』です。受験対策ベースで必要なものは最難関まで対応できます。
【実績保証】専門学科に最短で合格するための具体的テキスト指南こちらには塾用サービスとして確認テストプリントがついているのでそれを利用する予定です。その結果を元に、仕上げとして最後の補習個別指導を1回分無料で行なって終了です。
有意義な夏期講習にできるよう、最後まで忙しく個別指導を続けます。
タイトルには「高校受験の合格率はアップする」と書いていますが、当然のことながら、具体的にどのくらい合格率がアップするのかを提示することはできません。
ただ経験から言えることでは、
「応用問題が苦手です。解けません」と言いつつ基礎問題は全て正解してしまうような生徒
であれば、残り数ヶ月の応用トレーニングと過去問演習により、最難関高校でも簡単に合格点を取ってしまい、自分でも信じられないようなリアクションをすることがよくあります。
もちろん、合格させたいと願う塾としても、こんな生徒はどんどん塾に入って欲しいと思ってしまいます。
通っている全員をこのような状態にすることが個別指導塾の役割だと思いますし、一旦訳が分からなくなってしまった単元を引き上げることも、個別指導塾にしかできないことだと思っています。